「ワンコインのハーモニカってどうなのよ、の話4(HOHNER Happy Harp編)」のつづき、まとめです。
結局どうなのよ、です。
ARIA AH-1020とHOHNER Happy Harpは同じワンコインのハーモニカですが、商品としての性格がちょっと違います。
有り体に言えば、前者は普通のテンホールズハーモニカの廉価版、後者はよく出来たオモチャって感じですか。
もし、どうしてもどちらかを人に薦めなければいけないとしたらHappy Harpかなと思います。でも、プラスチックのカバープレートはさておき、アルミのリードプレートがなぁ。
一方、AH-1020のリードはちょっと堅いです。堅いというより、弾力性に欠けて脆そうと言った方が的確かもしれません。まさか、ハードに使っているとある日リードがポッキリと、、、そしてそれを吸い込む。。。なんてね。
きゃー、怖い、怖い。
さすがにそれはないよね。
でも、ARIAの方は全然ダメかというと、んー、確かにハーモニカとしては全然ダメなんですけど(笑)、メンテナンスの練習や改造を試す実験台としての位置づけならどうでしょう。
チューニング、アゲミの調整、エンボッシングといった作業は、うっかりするとリードプレートごとダメにしてしまうこともあります。リードの交換なんかだとなおさらです。いきなり上手くいくとは限らないので、練習台にするということです。少なくとも、いきなり良いハーモニカをだめにするのは辛いですよね。
AH-1020のリードの脆さは、逆にメンテの練習に向いている気がします。
Happy Harpはリードプレートがアルミであることから、思い切った改造は出来そうもありません。でも、リードを削るのはいけますから、様々な音律やパディリヒターなどの変則チューニングを試してみるのもいいですね。
♪♪♪
僕の結論としては、楽器としてではない意味で、いろいろ遊んでみるのがいいんじゃないの?(まぁ、ワンコインだし)といったところです。
こちらもどうぞ。
ワンコインのハーモニカってどうなのよ、の話2(ARIA AH-1020編)
ワンコインのハーモニカってどうなのよ、の話3(ARIA AH-1020編)
ワンコインのハーモニカってどうなのよ、の話4(HOHNER Happy Harp編)