2019年12月15日日曜日

Old Standbyについて、熱く語ってみる③


「Old Standbyについて、熱く語ってみる②」のつづき、今回は密造編です。

旦那、いいブツが入りやしたぜ。
こらこら。


♪♪♪


残念ながら、Old Standbyは12キー全てが揃ってません。発売されているのはA, B(H), C, D, E, F, G, B♭の8種のキーで、残りのA♭, D♭, E♭, F#はありません。あまり需要がないからだと思いますが、手に入らないと思うと俄然欲しくなるのが人間の性であります。


♪♪♪


Old Standbyについて、熱く語ってみる①で、「Marine Band 1896とOld Standbyはカバープレートが違うだけなんじゃないか疑惑」について書きました。ややっ、それならカバープレートを交換すれば好きなキーのOld Standbyが作れるんじゃね?

それだ!

というわけで、早速Marine BandのA♭とOld StandbyのB♭をサウンドハウスで購入しました。

Marine Bandが3,135円、Old Standbyが2,945円(税込み)


Marine Band 1896は化粧箱入りで、取扱説明書に加えて無料オンラインレッスンのコードが付属してます。

箱入り+オンラインレッスン


一方Old Standbyはビニール袋入りで、取扱説明書だけしか付いてません。

簡素。

もしかして標準小売価格で300円の価格差は、化粧箱とオンラインレッスンの値段だったりして。

ありそう(小声)。


改めて両者を見てみると、コームの歯の幅が微妙に違うことに気付きました。

Old Standbyは、約3.0mm
Marine Bandは、約3.3mm

Old Standby(上)とMarine Band(下)


Marine Bandの方が少し太いです。全体の長さは同じですから、結果的にMarine Bandのチャネル(穴)の幅が狭くなります。これが音色や演奏性(ベンドのかけやすさとか?)に微妙に影響しているかもしれません。

並べるまで気付かなかったけどね(小声)。

というわけで、どうやらコームは別物のようです。一方、材質は同じように見えます。Marine Bandのスペックは2重ラッカー塗装のペアウッドですから、その辺りは同じなんじゃないかと想像します。

※もし違いがあるとすれば、塗装が2度塗りになっていないとかでしょうか。ちなみに、Marine Band Deluxeは3重のラッカー塗装です。また、木材のグレードが違うということも考えられますが、ギターなどと違って消耗品的な性格が強いので、大して違わないと思うのです。実際のところはどうなんでしょうね?

そこで、当初はカバープレートを交換するだけのつもりでしたが、コームが別物ならこっちも交換しないと、ですね。


♪♪♪


カバープレート、リードプレートを交換するにはちょっとした道具、「(マリンバンド)オープナー」が必要です。


この動画を参考に、ダイソーのこども用キッチンナイフで作ることにします。正直のところ、もう少し小ぶりのものが欲しかったのですが、他に適当なモノが見つからなかったのでこれでいきます。

先が尖ってないところが「こども用」らしい。

まず手を切ったりしないよう、サンドペーパーで刃を丸めます。動画では220番をつかってますが、手元にあった240番を使いました。

けがしないようにね。

次にヤスリで、小釘を引っかけるための切り欠きを入れたら、安全のために先端を丸めて完成です。切り欠きは、リードプレートを取り外すときに使います。

名付けて「オールドスタンバイ・オープナー」


♪♪♪


これで用意ができました。次回カバープレート、コームの交換につづきます。


こちらもどうぞ。
Old Standbyについて、熱く語ってみる①
Old Standbyについて、熱く語ってみる②
Old Standbyについて、熱く語ってみる④
Old Standbyについて、熱く語ってみる⑤(お掃除編)
Old Standbyについて、熱く語ってみる⑥(もう少しカバープレート編)
Old Standbyについて、熱く語ってみる⑦(リードの調整編)

2019年12月1日日曜日

なんちゃってドライボックスを作ってみた


ブルースハーモニカの世界ではソーキング(soaking)というものがあって、ハーモニカを水で丸洗いすることだそうです。特に木製コームをソーキングすると、木が微妙に膨張して気密性が高まって良い感じの音が出るらしいです。

なにそれこわい。

いやいや、木を濡らしたらあかんやろ。木が湿っていたら鳴りが悪くなりません?それに丸洗いなんかしたら完全に乾くまで時間がかかりますし、水分が残っているとカビやサビの原因になります。湿る/乾くを繰り返せば、さすがにコームも反りが出たりするのじゃないでしょうか。

大丈夫なんですかね?まじで。

というわけで、僕は怖くてソーキングはできません。


♪♪♪


とはいえ、ハーモニカを吹けば木製コームは湿気を含みますし、当然マウスピース部は唾液で濡れるわけです。ですから、使った後はアルコールでよく拭いてから干して(1時間ほど放置して乾かして)ホコリをかぶらないようにケースに入れるわけです。

でも、部屋の中もそれなりに湿度がありますから、しっかり乾くかどうかはちょっと疑問です。そこをもう少しなんとかしたいなと思っていました。


♪♪♪


そこで思いついたのは、カメラ用のドライボックスです。

こういうの。

要は湿度計がついたプラスチックケースです。フタにパッキンがついていて密閉できるので、乾燥剤と一緒に入れてレンズなどにカビが生えないように保管するための箱です。これにハーモニカを入れればしっかり乾きそうです。

それだ!

それほど高価いものでもないですし、早速ポチろうと思ったときにまた悪い癖が(笑)。

これ100均で作れるんじゃね?


買ってきた。

言うまでもなく3個で300円(税別)です。ケースはトレーディングカードとか入れるものでしょうか、CDにはちょっと小さいです。あとは温・湿度計と、仕切りのためのトレーです。

ケースはただの箱で、パッキンとかないですからドライボックスとは言いがたいです。蓋を閉めてもうっすら隙間が空いてます。大きなタッパーみたいなのがあればいいのですが、良い感じのサイズのものが見つからなかったので、そこはちょっと我慢です。

まぁ、カメラのような精密機械を入れるわけではないですから、気密性はそこそこで良いかなと思います。所詮ハーモニカですからね、そんなにシビアに考えなくてもいいでしょう。ただ、もう少しだけ隙間を埋めるような何か工夫をしたいなとは思ってます。これは宿題です。


♪♪♪


温・湿度計は一度分解します。プラスチックの枠がはまっているだけですから、簡単にパカッと外れます。ちなみに文字盤は紙製です。

安いぜ。

一応正確な温・湿度計に両面テープで貼り付けてしばらく置いて、同じ数字を指すように針を調整します。そもそも100円ですから精度は期待できませんが、なんとなくは正しい感じにしないとね。

なんとなく合ってればOK

何度か微調整して良い感じになったら枠を元に戻します。風防は湾曲していて、箱に貼り付けるときに邪魔になるので枠だけ取り付けます。

風防はなし。
あとは箱の内側に両面テープで貼り付けて、シリカゲルを入れれば完成です。気密性の低さをシリカゲルをどっさり入れることで解決するという力業です。

シリカゲルは高価いものではありませんし、フライパンで加熱すれば何度か再生することもできます。食品によく使われることからもわかるように安全性が高いので、ハーモニカにはぴったりじゃないでしょうか。


完成!
大小2個作ってみました。

逆光が残念です。


毎日練習に使うCのOld Standbyは小に、その他の普段は余り使わないものを全部大の方に入れました。

小の方は日々湿気を帯びますから、ケースにハーモニカを入れたときは湿度40%くらいで、約24時間で湿度30%くらいにまで下がります。Old Standbyは木製コームなので、3、40分も使うとコームがふやけて少し膨張しますが、これも丸1日でほぼほぼ元に戻ります。ちゃんと乾いているようですね。

大の方は、ほとんど開けないので湿度28%くらいで安定しています。これならカビることはないと思います。

とは言え所詮は100円の湿度計です。30%などといった数字自体には意味はありません。でも思った以上に針が上下するので、目安としては十分機能しています。気密性をもう少しなんとかできたら、電池式のちゃんとした湿度計に交換しても良いかなと考えています。




自分が欲しいので作りました。

2019年11月15日金曜日

Old Standbyについて、熱く語ってみる②


「Old Standbyについて、熱く語ってみる①」のつづきです。今回は妄想爆裂編です。


♪♪♪


Hohner社的には、Old Standbyという製品はどういう位置づけなんだろうと、Hohnerのページを見てみたのですが、製品リストにありません。

あれ?

そして輸入代理店のモリダイラのページにはMarine Bandラインの一機種として載っていますが、ちょっと気になる記述があります。

*注:海外で販売されているOld Standbyとは仕様の異なる日本国内でのみ販売されるオリジナルの製品です!


ん?どゆこと?


そこで困ったときのWikipediaです。Wikipedia(ja)の”ホーナー”の項には簡単な説明しかありませんがWikipedia(en)の”Hohner”の項を見てみると、Old StandbyはMarine Bandシリーズでも、MSシリーズでもない「その他」に分類されています。いつ頃からあるブランドかの記述はないですが、以前は人気のあるモデルだったけど90年代に樹脂製コームの中国製になって品質が落ちた、、、らしいです。

メイドインチャイナは安かろう悪かろうというのは過去の話で、今では良いものが沢山あります。でも、ことHohner社の製品に限ってはあまり評判がよくないようです。

海外仕様の中華Old Standbyは、モデルチェンジ以前のものと全く別物のようです。YouTubeでもレビュー動画がいくつもありますが、正直どれも残念な内容です。

"terrible crappy harmonica" かぁ。

ぱっと見はSpecial20っぽいですけどね。やっぱり工作精度が低いのでしょうかね?。でも、"I'm not even sure why they make them."とまで言うか(笑)。


♪♪♪


話は日本向けOld Standbyに戻りますが、どうやらこれはWikipedia(en)の言うところの90年代のモデルチェンジ以前の仕様のようです。


 この動画では、戦前のOld StandbyのNOS(いわゆるデッドストックですね)を手に入れたおじさんが、嬉々として開封動画を公開しています。いくらくらいで入手したんでしょうか。ハーモニカとはいえ、なにしろヴィンテージですからね、お高価いのでしょう。

でもこのおじさんにこっそり教えてあげたいですね。日本ではそれと大体同じモノがMarine Bandと変わらない価格で売られてるんですよ。もちろん、Made in Germanyですよ。

ちなみにこのおじさんも、Old StandbyのリードプレートはMarine Bandと同じじゃないかな、と言ってますね。


♪♪♪


結局のところOld Standbyの出自は、ネットを検索したくらいではよくわかりませんでした。

そりゃそうだ(笑)。

モノを見た限りでは、Old Standbyの改良型がMarine Bandであるように見えます。Marine Bandのプックリとしたカバープレートの形状と、音の返りをよくするためのベントが追加されている辺りが、改善された感を放っています。

ホーナー社の創業は1857年(160年以上前!)で、ハーモニカの製造で始まりました。Marine Band 1896の発売は名前のとおり1896年です。仮にMarine BandがOld Standbyの改良型だとすると、1896年以前に作られていたのがOld Standbyなのか?、ということになります。

ちなみに、Marine Bandの歴史は、ここにまとまっていました。

でも、ここで引っかかるのはOld Standbyという名前です。21世紀の今から見れば十分”Old”ですが、当時としては”Old”というネーミングはちょっと不自然さが感じられます。

そこでひとつ仮説を立てると、Marine Bandが大幅にモデルチェンジ(1896年?)して今の形になったあと、「やっぱり昔のモデルが欲しいぞ」の声に応えて、Marine Band 1896とは別に、「Old Standby」という名前で古いデザインのモデルが発売された、とか?

これなら”Old”という名前にも納得がいきます。

また、"marine band"って海軍軍楽隊のことですよね。Marine Bandのケースにも楽団が勢揃いした写真がプリントされています。一方、Old Standbyのケースには錨が描かれています。この錨のマークは、「元」Marine Bandの名残じゃないかと。

それだっ!

この錨のデザインは、おじさんの戦前NOSの(紙製?)パッケージにも見られる歴史のあるデザインです。

パッケージには錨の絵が。

これはPinterestで見つけた1907年当時の広告(パンフレット?)の画像です。ホーナー社の創立50周年のもののようです。Marine Bandの発売から11年、日本でいうところの明治40年ですからなんと故淡谷のり子先生の生まれた年です。関係ないけど。

一番上の左が、赤地に水色の吹き出し(海水?)+黒い錨マークのパッケージ、No.34Bという型番からして、Old Standbyで間違いなさそうです。カバープレートのデザインは違いますけど。そして名前はといえば、M・Hohner'sの下に書かれているはずですが、隠れてしまっているので判別できません。残念です。

ただ、少なくとも言えるのは、Old StandbyもMarine Bandも、マイナーチェンジを繰り返しながらも100年以上の歴史があるモデルであることです。基本的な仕様が変わらず100年続いているというのはすごいですね。

「Old Standbyは元Marine Band」説は、我ながら良いところを突いているんじゃないかなとは思ってますが、所詮は根拠のない思いつきです。Hohner社のエラい人には、

全然ちげーよ、ばーか(笑)。

って言われそうではあります。ごめんなさい。

いずれにせよ、このヴィンテージスタイルのOld Standbyが買えるのは日本だけのようです。Marine Bandを愛用している方は一度試す価値があると思いますよ。


♪♪♪


こちらもどうぞ。
Old Standbyについて、熱く語ってみる①
Old Standbyについて、熱く語ってみる③
Old Standbyについて、熱く語ってみる④
Old Standbyについて、熱く語ってみる⑤(お掃除編)
Old Standbyについて、熱く語ってみる⑥(もう少しカバープレート編)
Old Standbyについて、熱く語ってみる⑦(リードの調整編)

2019年11月1日金曜日

Xcodeに関する小ネタをいくつか


Xcodeに関する小ネタがいくつか貯まったので、忘れないように書いておきます。


♪♪♪


「その一」
Xcode11.1にアップデートできない。

→ 古いXcodeをアンインストールしてから、改めてダウンロード+インストールする。

App Storeでアップデートボタンを押すとダウンロードを始めますが、ダウンロードが終わると同時にダウンロード前の状態に戻る、またアップデートボタンを押す、というループに陥りました。

原因はわかりませんが、今回が初めてではなく以前も1、2度起こりましたから、あるあるなのでしょう。


♪♪♪


「その二」
Info.plistの場所を移動したときに、再設定し直すところがTARGETS>Generalからなくなっている。

→ TARGETS>Build Stteings>Packaging>Info.plist Fileで設定する。

ここ。

確か、TARGETS>Generalにボタンが現れて、Info.plistファイルを選択するウィンドウが開くようになっていたと思うのですが、、、なくなっちゃってますね。

確かこの辺りにあったはずなんだけど。


♪♪♪


「その三」
プラグインの影響か、Documentation Comment(Alt+Cmd+/)が無効になる。

→ 証明書で再署名すると復活する。

これですね。
$ sudo codesign -f -s XcodeSigner /Applications/Xcode.app
Password:
/Applications/Xcode.app: replacing existing signature
$
詳しくは、「Vimのようなもの」をどうぞ。

プラグインはXVim2しか入れてないです。この影響なのか何なのか、よくDocumentation Commentが効かなくなってました。インストール直後は大丈夫なのですが、どこかタイミングかで気付くと使用不可になってました。

Xcode11.1にアップデートした現在、いまのところ大丈夫ですが、また無効になったらこの方法で復活させようと思います。


♪♪♪


「その四」
Assistant Editorが見つからない。どこに行ったんだ。

→ Storyboardペインの右上のリスト(?)アイコンをクリックすると、ドロップダウンリストが表示されて、その中に'Assistant'があります。

ここをポチッと。

Assistantがあります。

今後はStoryboard自体を使わなくなって、SwiftUIなのでしょうか。Appleについて行くのも大変です。


♪♪♪


「その五」
iPhoneシミュレータをダークモードにする。

→ ① シミュレータの、Settings>Developer>Dark Appearance(設定>デベロッパ>Dark Appearance)で設定する。


実機だと「画面表示と明るさ」の中にありますが、シミュレータではDeveloperの下にあるので要注意です。

この方法でもいいのですが、いちいちシミュレータのSettingsを開いて設定するのは面倒ですし、あまりさえたやり方だとは言いづらいです。

→ ② もうひとつの方法は、デバッグエリアのデバッグバーにEnvironment Overrideのアイコンがありますから、ここのInterface StyleをONにすれば動的に切り替えることができて便利です。


ただ、この方法だと、各Viewが静的に設定されているときじゃないと変わってくれません。つまり例えば下記のように、ソース上でtraitCollection.userInterfaceStyleを使って設定しているような場合には、そこを改めて通っているわけではないのでEnvironment OverrideでStyleを変えても反応しません。

そりゃそうだ。

こういったケースでは、やはり上のシミュレータの設定でスタイルを固定する必要があります。

結局のところ一長一短、ケースバイケースですね。




♪♪♪


「その六」
アプリをライト(or ダーク)モードで固定したい。

→ info.plistで、User Interface Styleを指定する。

LightもしくはDarkですね。

ソースだとこうなります。

本来ならUser Interface StyleをLight/Darkでちゃんと両方対応するのが筋ですが、ちょっと今は無理ってときは、とりあえずLightに固定しておいてAppleに怒られるまで(笑)時間を稼ぐというのも手です。

まだiOS13以前を切ることはできそうにないですから、ソースがif #available(iOS 13.0, *) {/**/}だらけになるのはちょっとなぁ〜、です。

つまりはiOS13のシェア次第ということで。


♪♪♪


「Xcodeの」というくくりとしては微妙なものも混じってますが、それはそれとして(笑)。


2019年10月15日火曜日

自作キーボード沼に入ってみた件(おまけ)


最終回と書いておきながらの、、、追記です。


♪♪♪


キーボードって汚れますよね。特に黒色だとホコリとか目立ちます。そんな事を考えていたとき、こちらのページを見てダイソーに走りました。キーボードを掃除するのに便利そうです。


もちろん100円です。

僕が買ったのはメタリックという銅色のものですが、他にパステルというのがありました。色はちょっと忘れちゃいましたが、まぁ、同じものでしょう。



そういえば、たしか掃除専用のジェルが売ってたよな、とAmazonを見てみたら、ありました。


たぶんモノは同じようなものだと思うのですが、量が多いですね。191gです。ダイソーのジェルは80gなので、2.4倍ですか。でも値段が8倍以上ですから、やっぱりダイソーの勝ちです。


♪♪♪


上のページではディスプレイにも良いって書いてありますが、ディスプレイに溶剤(たぶん水分)の跡が残るので、ちょっとおすすめできません。

これはオススメ。あなたが6歳未満でなければ。

しかしこれ、ダイソーでは「おもちゃ」として売られているんですけど、どのあたりが面白ポイントなんでしょうか?

まぁ、スライムとかもよくわからないんですけどね(笑)。



こちらもどうぞ。
自作キーボード沼に入ってみた件①
自作キーボード沼に入ってみた件②
自作キーボード沼に入ってみた件③
自作キーボード沼に入ってみた件④
自作キーボード沼に入ってみた件⑤
自作キーボード沼に入ってみた件⑥
自作キーボード沼に入ってみた件⑦

2019年10月1日火曜日

Old Standbyについて、熱く語ってみる①


なかなかうまくなりませんなぁ、ハーモニカ。

TL;DR
Old Standbyはいいぞ(笑)。


♪♪♪


普段練習にはHohnerのMarine Bandを使ってます。無印のクラッシック(正確にはMarine Band 1896/20X)です。このモデルは多くのプロミュージシャンが使用していて、アマチュアにも人気のモデルです。いわゆる「鉄板」なやつですね。

ならば、Marine Bandで良いじゃないかと言われればその通りなのですが、そこは初心者にありがちな「色々試したい欲求」がむくむくと起こってくるわけです。そこで試しにHohnerのBlues Harp、Golden Melody、Old Standbyを買ってみました。

Blues Harpは10穴ハーモニカの代名詞になったモデルですし、Golden Melodyはあの形がなかなか渋いです。これらについては別の機会に書くとして、問題はOld Standbyです。


♪♪♪


Old Standbyを選んだのには大した理由はありません。分解掃除できるMarine Band Deluxeにしようかなとも思ったのですがちょっと高価いなと。ならば、鉄板Marine Bandよりちょっぴり安いOld Standbyでいいか、見た目はさえないけどね、って感じです。

ザッツ・びんてぇじ。



♪♪♪


ところがこのOld Standby、マウスピースが薄いためかやけに吹きやすいです。Marine Bandと違ってベントがないところも僕の好みです。

見たところMarine Bandとほぼほぼ同じ大きさです。なんとなくMarine Bandとカバープレートが違うだけのような気がします。どちらもカバープレートが釘止めですから、リードプレートやコームが同じものかどうかは確かめられないのが残念です。

カバープレートが違うだけ?


カバープレートの形はMarine Bandが曲線を描くようなベル形であるのに対して、Old Standbyは直線的で単純なメガホン型です。そしてMarine Bandのほうは刻印がくっきりしているのに対して、Old Standbyは、なんだかこう、はっきりしません。ヴィンテージ感を出すための演出でしょうか。

左がOld Standby

Marine Bandのようにふっくらしていないので、くわえた感じがすごく薄く感じますが、全体の一番厚いところはどちらも19ミリ前後で、実はほとんど変わりません。

ただ、直線的かつ傾斜しているので、ハーモニカホルダーにはちょっと挟みにくいのかもしれません。僕はハーモニカホルダーを使いませんし、持っていないので断言できませんが、ここは要注意です。

僕の一番のお気に入りポイントは、カバープレートの開口部です。Marine Bandの折り曲げ部分は単純な直線ですが、Old Standbyは謎のギザギザ装飾がクラッシック感を醸し出しています。

折り返しは音にも影響が大きいはず

見た目だけではなく、左右の折り曲げ部分以外に4箇所でリードプレートに接地してます。カバープレート自体もエンボス加工ですし、結構な強度があると思います。おそらく変形とは無縁でしょう。

この折り曲げ部分の元々の目的は、強度を増してカバープレートの変形防止だったのだろうと想像しますが、結果的に音の性格を左右することになっています。SUZUKIのManjiの音の明るさも、折り返しがないことと無縁ではないはずです(まぁ、あれはカバープレート自体がかなり薄いですし、他の仕様が違いすぎるので単純に比較できませんけど)。


♪♪♪


Old Standbyは音が小さいという意見がありますが、たぶんMarine Bandとそんなに違わないと思います。ベントがないぶん音の返りが少ないので、音が小さく感じられるんじゃないですかね?

代理店価格(メーカー希望小売価格?)は4,000円、サウンドハウス価格では2,680円です。しかもサウンドハウスでは時期によってポイントが増額されることがよくあるのでお得感満載です。

売れないのでしょうか(笑)。
やっぱり?

ちなみにMarine Bandは、代理店価格は4,300円、サウンドハウス価格では2,850円です。

もし違いがカバープレートだけだとすると、この価格差がどこから来るのか今ひとつわかりませんが、Marine Bandを使っている人は、一度これを試してみるのもいいんじゃないでしょうか。


♪♪♪


Old Standbyについて、熱く語ってみる②」につづきます。


こちらもどうぞ。
Old Standbyについて、熱く語ってみる②
Old Standbyについて、熱く語ってみる③
Old Standbyについて、熱く語ってみる④
Old Standbyについて、熱く語ってみる⑤(お掃除編)
Old Standbyについて、熱く語ってみる⑥(もう少しカバープレート編)
Old Standbyについて、熱く語ってみる⑦(リードの調整編)

2019年9月15日日曜日

自作キーボード沼に入ってみた件⑦


「自作キーボード沼に入ってみた件⑥」のつづき、シリーズ最終回です。


キーボード本体とファームウェアができたので、最後はキーキャップです。

当初は、せっかく自作するのだからキートップくらいはオリジナルにしよう、と考えていました。まさかプレートの塗装をすることになるとは思ってなかったですから。

こちらのページを参考に、昇華インクで印字できるかと思い、PBTのキーキャップを用意しましたが見事に失敗しました。やっぱり黒のキーキャップに昇華インクの印字はうまくいきませんでした。


うすうす気付いていましたけど。


UVプリントとかレーザー刻印とか何とかしたいところですが、当面は無刻印で使うことにしました。

無刻印で使うのはいいとして、購入したキーキャップはすべて同じ形ですから、ホームポジションの印が必要です。そこでダイソーのスワロフスキーを付けてみました。Pro Microのもげ防止にも使ったエポキシ系接着剤でピタッと。


というわけで完成です。めでたし、めでたし。


♪♪♪


最後に一通りパーツをリストアップしてみます。

「必須のパーツ」
[Keebio]
  • Iris rev.2 PCB $17.99
  • Iris用アルミプレート $27.99
  • 送料 $24.22
合計 $70.20(7,842円)

[遊舎工房]
  • Kailh BOXスイッチ(10個×6) 2,520円(税抜き)
  • 送料 300円(税抜き)
合計 3,046円(税込み)

[TALP KEYBOARD]
  • Pro Micro ATmega32U4 5V/16MHz(2個) 1,100円(税込み)
  • DSA PBT キートップ(2個×30) 3,300円(税込み)
  • 送料 300円(税込み)
合計 4,700円(税込み)

[Amazon.co.jp]
  • TRRSケーブル 820円(税込み)
  • ゴム足 358円(税込み)

[ありもので間に合わせました]
  • USBケーブル


全部で16,408円ですか。送料とかパーツの選定を工夫すれば、もう少し安く上げられるかもしれませんが、まぁまぁな金額でしょうか。キースイッチやキーキャップはロット数があるので、ぴったりの数でなく、数個あまります。

Keebioはドル建てなので、レートによって若干上下します。rev.3も発売されましたから、そっちだともう少し高価くなるかもしれません。

ゴム足は必須かというと微妙ですが、なしでは滑りますし机も傷つきそうです。


♪♪♪


「必須の道具、その他」
  • ハンダごて
  • ハンダこて台
  • ハンダ
  • ドライバー
  • ニッパー
  • カプトンテープ
  • エポキシ系接着剤

自作キーボード界隈では温調機能が付いたハンダごてが推奨されているようです。たしかに、キーボードはハンダ付け箇所が多いので温調機能があると便利ですが、ある程度慣れているなら普通の30Wくらいのもので十分だと思います。熱に弱いのはダイオードとLED(光らせたい人だけですが)くらいですし。

と、思いましたが、ちょっと見てみると温調付きでも安いものもありますね。んー、新しく買うならやっぱり温調付きなのかなぁ。

カプトンテープは、マスキングテープでもいけそうですが、高価いものではないですから、やっぱりカプトンテープを用意した方がいいと思います。

エポキシ系接着剤は、Pro MicroのUSBソケットのもげ防止に使います。


♪♪♪


「あると便利」
  • ピンセット
  • テスター
  • ハンダ吸い取り線(もしくはハンダ吸い取り器)
  • ハンダごてのコテ先クリーナー
  • 耐熱ゴムの作業マット
  • マグネット式のUSBアダプター

ピンセットはPro Microの書き込みテストで使います。もし面実装のパーツを使うときには、ハンダ付けで必須となります(やったことないけど)。

テスター、ハンダ吸い取り線(もしくはハンダ吸い取り器)は、上手くいかなかったときに必要となります。幸運なことに、今回は出番はなかったです。

コテ先クリーナーは、こて台付属のスポンジでも十分ですが、おすすめは金属たわしみたいなやつです。

マグネット式のUSBアダプターは、Pro MicroのUSBソケットのもげ防止のためですが、これがあるとUSBの抜き差しが格段にらくになるのでおすすめです。ちょっと掃除しようとしたときなんかに便利です。

ただ、当然ながらデータ通信ができるものが必要です。うっかり充電専用を買ってしまわないように注意です。


♪♪♪


「塗装に使用したもの(誰もやらないと思いますが)」

[ホームセンター]
  • ボデーペンプラサフ 832円(税抜き)
  • ボデーペン(つや消し黒) 1,093円(税抜き)
  • シリコンオフ(ミニ缶) 554円(税抜き)
  • 耐水ペーパー(#120, #240, #2000) 54円(税抜き)×3枚

[その他]
  • マスキングテープ
  • ガムテープ
  • 角材(割り箸でも可)
  • 古新聞
  • ガムテープ

♪♪♪


最後に心残りといいますか、自分に宿題をいくつか。
  • オリジナルのキートップ
  • パームレスト

オリジナルのキートップは上に書いたとおりです。遊舎工房のオリジナルプリントキーキャップが始まりましたが、1個1,000円ですからちょっと無理ですね。どうしたものでしょう。

足というのは、ちょっとわかりにくいですね。ゴム足を付けたじゃないかと。

ゴム足を付けただけだと、キーボードは平面にペタッとしている状態ですが、これの親指側を上げた形で傾けたいのです(チルトっていうのかな)。そのためにくさび形の足を付けたいなと。3Dプリンタの出力サービスを利用して何とかならないかなと思っています。


♪♪♪


というわけで、今では国内でかっこいいオリジナルキーボードのパーツが入手できるのに、今さらなぜIrisなのかと思わなくもないですが、なかなか満足度の高いキーボードです。周回遅れなのはわかってますが(笑)、楽しいですよ。


♪♪♪


こちらもどうぞ。
自作キーボード沼に入ってみた件①
自作キーボード沼に入ってみた件②
自作キーボード沼に入ってみた件③
自作キーボード沼に入ってみた件④
自作キーボード沼に入ってみた件⑤
自作キーボード沼に入ってみた件⑥
自作キーボード沼に入ってみた件(おまけ)

2019年9月1日日曜日

「30日でできる! OS自作入門」をどう読むか?


名著と名高い「30日でできる! OS自作入門」を読み始めました。

なんだよ、「Blender2.6マスターブック」の次はこの本についてだらだら書いていくのかよ、とお思いかもしれませんがそうではありません。「OS自作入門」の内容については既に色んな方が書かれているので、僕がつたない知識で解説なんておこがましいです。

じゃぁ何だよ。

この本、残念なことにちょっと古いです。2006年初版です。Windows Vistaがリリースされた年です。世間的にはXPがバリバリ主流の頃です。9x系だってまだ現役だったはずです。

そのため、いかに名著といえどもサンプルコードがそのままだと動かないので、そこのところをどうしたかということを書いておこうと思います。少しググればすぐにヒットしますから、この本を読むような層には不要かもしれませんが、30日どころか、初日で躓いて読むのをやめることになってしまうのはもったいないです。


♪♪♪


まず「30日でできる! OS自作入門」自体ですが、紙の本の他にKindle版もあります。ちょっとお得に買えます。古い本なので、古本も豊富です。古本だと著者さんに印税が入らないですけど、その辺りはお財布と相談してお好きなものをチョイスしてください。

付属のCD-ROMは絶対必要です。でもありがたいことに、この本のサポートサイトでISOイメージが公開されているので、CD-ROMが欠品していても大丈夫です。

サンプルコードを動かすマシンは素直にWindows機を用意しましょう。Macでもいけるという話もありますが、ムダな苦労はしないのに越したことはないです。

僕は最初古いWindows7機を引っ張り出してきて使いましたが、ディスプレイが小さくて辛かったので、途中からMacのBoot Camp上のWindows10で進めることにしました。

アセンブラやC言語を書くためのエディタは、お好きなものを使ってください。僕はいつものVSCode+Vimプラグインです。



1日目のhelloos.imgを編集するためには16進のエディタが必要ですが、xeditというフリーソフトを使いました。適当に選んだのでこれがベストかどうかはわかりませんが、とりあえずちゃんと動いたのでよしとします。


♪♪♪


ディレクトリ構成はドキュメント(Documents)フォルダの中に以下のように作成しました。
C:Document
├─Days30
│  ├─CD
│  └─tolset
│      ├─helloos0
│      │  ├─!cons_nt.bat
│      │  ├─helloos.img
│      │  ├─install.bat
│      │  └─run.bat
│      ├─old
│      │  └─※省略
│      ├─z_new_o
│      ├─z_new_w
│      ├─z_osabin
│      └─z_tools
│          ├─guigui00
│          ├─haribote
│          ├─osa_qemu
│          ├─qemu
│          ├─qemu_9x
│          ├─win32
│          ├─※省略
│          ├─imgtol.com  ←これ!
│          ├─※省略
│          └─wce.exe
CDフォルダには、付属のCD-ROMの中身をすべてコピーしておきます。このなかから、随時プロジェクト(例えばCD¥projects¥01day¥helloos0)をtolsetフォルダの直下にコピーして、編集して使用します。

フォルダをコピーしたら、まず!cons_9x.batは削除します。!cons_nt.batしか使いません。

次は用意できるものによって変わってきます。MacのBoot Campの場合は、フロッピーでブートできませんから(できないよね?)、エミュレータを使うしかありません。そのまま!cons_nt.batで開いたコマンドプロンプトでrun.batを実行します。

Windows機が用意できた方でも、フロッピディスクードライブが用意できなかった場合は、やっぱりMacのBoot Campと同様にエミュレータを使うしかありません。

フロッピーディスクドライブが用意できた方は、ここに書かれているように、imgtol.comを上書きしてから、install.batを修正してディスクを作成して、フロッピーで起動することができます。

そのまま続けていくとtolsetの下がいっぱいになってごちゃごちゃになりますから、次の章に行くときにoldフォルダに放り込んでいきます。必要なときには随時oldからtolsetに戻して動かせばOKです。


♪♪♪


この本ではフロッピーディスクの解説がされていますし、せっかくなのでできれば三日目くらいまではフロッピーディスクを使いたいところです。身近なオジサンに聞いて回ればUSBのフロッピードライブを持っている人がいるかもしれません。ひょっとすると、使っていないフロッピードライブ内蔵のPCが借りられるかもしれませんよ。


2019.10.31追記
「30日で〜」の著者が監修をしている、「作って理解するOS x86系コンピュータを動かす理論と実装」林 高勲(著), 川合 秀実(監修)という本が出てました。「30日で〜」の後継に当たる本なのでしょうか。
悔しいので、僕は「30日で〜」を読んでいくことにします(涙)。



2019年8月15日木曜日

自作キーボード沼に入ってみた件⑥


「自作キーボード沼に入ってみた件⑤」のつづきです。


ハード的に出来上がったので、次はファームウェアです。Pro Microの書き込みテストにはQMK Toolsを使いましたが、前回書いたように、今ひとつ調子が悪いのでQMK firmwareをそのまま使います。

まずはhomebrewのupdate, upgradeして、さらにdoctorでエラーはもちろん、ワーニングも消しておきます。これ大事。前回に続いて2度目です。
$ brew update
Already up-to-date.
$ brew upgrade
$ brew doctor
Your system is ready to brew.
$

適当なディレクトリに、QMK firmwareをcloneします。
$ cd fuga/
$ git clone --recurse-submodules https://github.com/qmk/qmk_firmware.git
Cloning into 'qmk_firmware'...
remote: Enumerating objects: 166138, done.
remote: Total 166138 (delta 0), reused 0 (delta 0), pack-reused 166138
Receiving objects: 100% (166138/166138), 125.98 MiB | 1.21 MiB/s, done.
Resolving deltas: 100% (108911/108911), done.
Checking out files: 100% (10943/10943), done.
Submodule 'lib/chibios' (https://github.com/qmk/ChibiOS) registered for path 'lib/chibios'

※省略

Receiving objects: 100% (24906/24906), 16.42 MiB | 1.33 MiB/s, done.
Resolving deltas: 100% (16001/16001), done.
Submodule path 'lib/chibios': checked out '587968d6cbc2b0e1c7147540872f2a67e59ca18b'
Submodule path 'lib/chibios-contrib': checked out 'ede48346eee4b8d6847c19bc01420bee76a5e486'
Submodule path 'lib/googletest': checked out 'ec44c6c1675c25b9827aacd08c02433cccde7780'
Submodule path 'lib/ugfx': checked out '3e97b74e03c93631cdd3ddb2ce43b963fdce19b2'
$ 

cloneしたQMK firmwareのディレクトリに移動して、インストールします。
$ cd qmk_firmware/
$ util/qmk_install.sh
Already up-to-date.
==> Installing avr-gcc@7 from osx-cross/avr
==> Downloading https://gcc.gnu.org/pub/gcc/releases/gcc-7.4.0/gcc-7.4.0.tar.xz
Already downloaded: /Users/hoge/Library/Caches/Homebrew/downloads/8b80c959666a423edc65d1fa057cf52e3bb84f33d23e31c0b40b7b7cd93c5ad9--gcc-7.4.0.tar.xz
==> ../configure --target=avr --prefix=/usr/local/Cellar/avr-gcc@7/7.4.0 --libdir=/usr/local/Cellar/avr-gcc@7/7.4.0/lib/avr-gcc/7 --enable-languages=c,c++ --wit
==> make
==> make install
==> Downloading https://download.savannah.gnu.org/releases/avr-libc/avr-libc-2.0.0.tar.bz2
==> Downloading from https://nongnu.freemirror.org/nongnu/avr-libc/avr-libc-2.0.0.tar.bz2
######################################################################## 100.0%
==> ./configure --build=i686-apple-darwin18.5.0 --prefix=/usr/local/Cellar/avr-gcc@7/7.4.0 --host=avr
==> make install
==> Caveats
avr-gcc@7 is keg-only, which means it was not symlinked into /usr/local,

※省略

==> Pouring dfu-util-0.9.mojave.bottle.tar.gz
🍺  /usr/local/Cellar/dfu-util/0.9: 11 files, 115.7KB
==> Caveats
==> avr-gcc@7
avr-gcc@7 is keg-only, which means it was not symlinked into /usr/local,
because it might interfere with other version of avr-gcc. This is useful if you want to have multiple version of avr-gcc installed on the same machine.

If you need to have avr-gcc@7 first in your PATH run:
  echo 'export PATH="/usr/local/opt/avr-gcc@7/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile

For compilers to find avr-gcc@7 you may need to set:
  export LDFLAGS="-L/usr/local/opt/avr-gcc@7/lib"

Linking /usr/local/Cellar/avr-gcc@7/7.4.0... 20 symlinks created

If you need to have this software first in your PATH instead consider running:
  echo 'export PATH="/usr/local/opt/avr-gcc@7/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ 


♪♪♪


動作チェックとして、デフォルトのキーマップを書き込みます。

早速左右のキーボードをTRRSケーブルで接続して、左手側のPro MicroにUSBケーブルを挿します。

キーマップをコンパイル(hexファイルを生成)します。ディレクトリは、cloneしたQMK firmwareのディレクトリのままです。
$ make keebio/iris/rev2:default
QMK Firmware 0.6.328
Making keebio/iris/rev2 with keymap default

avr-gcc (GCC) 7.4.0
Copyright (C) 2017 Free Software Foundation, Inc.
This is free software; see the source for copying conditions.  There is NO
warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.

Compiling: keyboards/keebio/iris/iris.c                                                             [OK]
Compiling: keyboards/keebio/iris/rev2/rev2.c                                                        [OK]
Compiling: keyboards/keebio/iris/keymaps/default/keymap.c                                           [OK]
Compiling: quantum/quantum.c                                                                        [OK]
Compiling: quantum/keymap_common.c                                                                  [OK]
Compiling: quantum/keycode_config.c                                                                 [OK]

※省略

Compiling: lib/lufa/LUFA/Drivers/USB/Core/Events.c                                                  [OK]
Compiling: lib/lufa/LUFA/Drivers/USB/Core/HostStandardReq.c                                         [OK]
Compiling: lib/lufa/LUFA/Drivers/USB/Core/USBTask.c                                                 [OK]
Linking: .build/keebio_iris_rev2_default.elf                                                        [OK]
Creating load file for flashing: .build/keebio_iris_rev2_default.hex                                [OK]
Copying keebio_iris_rev2_default.hex to qmk_firmware folder                                         [OK]
Checking file size of keebio_iris_rev2_default.hex                                                  [OK]
 * The firmware size is fine - 23244/28672 (5428 bytes free)
$ 
hexファイルはQMK firmwareの直下に、keebio_iris_rev2_default.hexの名前で作成されます。これを使えばQMK Toolsで書き込みができるのでしょうが(未確認)、ここではコンパイルが通ることだけを確認します。


今度は、末尾に”:avrdude”を付けて、コンパイル&書き込みを行います。

’’Detecting USB port, reset your controller now....”の表示がでたら、キーボードのリセットスイッチをポチッと押します。そうすると書き込みが始まります。
$ make keebio/iris/rev2:default:avrdude
QMK Firmware 0.6.328
Making keebio/iris/rev2 with keymap default and target avrdude

avr-gcc (GCC) 7.4.0
Copyright (C) 2017 Free Software Foundation, Inc.
This is free software; see the source for copying conditions.  There is NO
warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.

Size before:
   text    data     bss     dec     hex filename
      0   23244       0   23244    5acc .build/keebio_iris_rev2_default.hex

Compiling: tmk_core/common/command.c                                                                [OK]
Linking: .build/keebio_iris_rev2_default.elf                                                        [OK]
Creating load file for flashing: .build/keebio_iris_rev2_default.hex                                [OK]
Copying keebio_iris_rev2_default.hex to qmk_firmware folder                                         [OK]
Checking file size of keebio_iris_rev2_default.hex                                                  [OK]
 * The firmware size is fine - 23244/28672 (5428 bytes free)
Detecting USB port, reset your controller now.................               ←ここでポチッと!!
Device /dev/tty.usbmodem14101 has appeared; assuming it is the controller.
Waiting for /dev/tty.usbmodem14101 to become writable.

Connecting to programmer: .
Found programmer: Id = "CATERIN"; type = S
    Software Version = 1.0; No Hardware Version given.

※省略


avrdude: input file .build/keebio_iris_rev2_default.hex contains 23244 bytes
avrdude: reading on-chip flash data:

Reading | ################################################## | 100% 0.17s

avrdude: verifying ...
avrdude: 23244 bytes of flash verified

avrdude: safemode: Fuses OK (E:FB, H:D8, L:FF)

avrdude done.  Thank you.

$ 


♪♪♪


無事書き込みができたら、Macデフォルトのキーボードビューアを使って、すべてのキーが動作するか確認します。

システム環境設定の「メニューバーにキーボードビューアと絵文字ビューアを表示」にチェックを入れて、メニューバーからキーボードビューアを開きます。

チェックを入れます。


キーボードビューアを表示を選択。


キーボードビューア

上手くいかない原因はケースバイケースですが、特定のキーだけが効かないときに、最初に疑うべきはハンダ付けのし忘れです。ハンダ付け箇所が多いのでありがちです。

わたくし、一カ所忘れてました。


♪♪♪


ハードウェアに問題がないことが確認できたら、キーマップのカスタマイズです。

上記のデフォルトのキーマップは、qmk_firmware/keyboards/keebio/iris/keymaps/のdefaultディレクトリにありますので、このディレクトリを同じ場所に別名でコピーして作成します。

$ cd keyboards/keebio/iris/keymaps/
$ cp -r default piyo
$ ls -la
total 16
drwxr-xr-x@ 42 hoge  staff  1344  5  1 00:58 .
drwxr-xr-x@ 14 hoge  staff   448  5  1 00:49 ..
-rw-r--r--@  1 hoge  staff  6148  5  1 00:58 .DS_Store
drwxr-xr-x@  4 hoge  staff   128  4 30 08:28 ave-63
drwxr-xr-x@  6 hoge  staff   192  4 30 08:28 bmoorey
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 broswen
drwxr-xr-x@  6 hoge  staff   192  4 30 08:28 davidrambo
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 dbroqua
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 default        ←これをコピーして
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 drashna
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 drashna_lp

※省略

drwxr-xr-x@  6 hoge  staff   192  4 30 08:28 olligranlund_nordic
drwxr-xr-x@  6 hoge  staff   192  4 30 08:28 omgvee
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  5  1 00:54 piyo           ←これを作成
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 rdhaene
drwxr-xr-x@  7 hoge  staff   224  4 30 08:28 rs
drwxr-xr-x@  6 hoge  staff   192  4 30 08:28 s1carii
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 saviof
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 swedish
drwxr-xr-x@  6 hoge  staff   192  4 30 08:28 transmogrified
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 via
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 vyolle
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 wanleg
drwxr-xr-x@  5 hoge  staff   160  4 30 08:28 xyverz
drwxr-xr-x@  6 hoge  staff   192  4 30 08:28 yanfali
$

キーマップは3つのファイルで構成されています。
$ ls -l piyo/
total 48
-rwxr-xr-x@ 1 hoge  staff    867  5  1 00:54 config.h
-rwxr-xr-x@ 1 hoge  staff  12387  5  1 00:54 keymap.c
-rwxr-xr-x@ 1 hoge  staff     45  5  1 00:54 rules.mk
$ 

主に修正するのはkeymap.cになりますが、まずはこのままコンパイルしてみます。方法はデフォルトと同じですが、defaultの部分をコピーして作ったディレクトリ名に変更します。

QMK firmwareのディレクトリに戻ってmakeします。書き込みも同じように後ろに:avrdudeを付けます。
$ cd fuga/qmk_firmware/
$ make keebio/iris/rev2:piyo
※省略
$ make keebio/iris/rev2:piyo:avrdude
※省略
$

後は、QMK firmwareのドキュメントを見ながら、新しく作ったキーマップファイルを自由にカスタマイズします。

これで頑張ってHammerspoonで設定する必要がなくなりました。


さよならHammerspoon、今までありがとう。
あとKarabinerも。


参考になるかどうかはわかりませんが、ここに僕のキーマップを置いてありますので、よかったら見てみてください。サブレイヤーもひとつですし、tap danceも何箇所か使ってます。

Escを左手の親指という特等席に置いたVimmer仕様にしたため、数字キー(一番上の段)が左にずれて、なかなか慣れません(笑)。


♪♪♪


そして次回は、キーキャップとまとめです。


♪♪♪


こちらもどうぞ。
自作キーボード沼に入ってみた件①
自作キーボード沼に入ってみた件②
自作キーボード沼に入ってみた件③
自作キーボード沼に入ってみた件④
自作キーボード沼に入ってみた件⑤
自作キーボード沼に入ってみた件⑦
自作キーボード沼に入ってみた件(おまけ)



2019年8月1日木曜日

Blender2.6マスターブックを読む 第9章, 第10章


「Blender2.6マスターブックを読む 第8章②」からの続きです。


第9章 ライティングをマスターする

9.1 3ポイントライティング

[Step16]
スクリーンショット16-aでは、レイヤー1,2,3が選択されていますが、1と2だけで大丈夫です。



第10章 ワールド設定をマスターする

10.1 テクスチャを利用したワールド設定

[Step1]
地球のアイコンは真ん中ではなく、左ですね。


[Step8]
ここは機首を上に向ける必要があるので、カメラビューでLock Camera Viewをオンにして、Rを使って回転させるのがいいと思います。


[Step10]
2.79bでは、入力色空間は"Color Space"のようです。


そういうわけで、出来上がりです。

♪♪♪

ここまでで、全体のおよそ半分です。きりがいいので、この辺りで一旦終了しようと思います。また、ネタに詰まったら再開するかもしれません(笑)。

Blender 2.80が正式リリースされました。使い勝手がちょっと変わるようなので、まだ試していません。今作っていいるものが一段落したら、バージョンアップしようと考えています。


2019年7月15日月曜日

自作キーボード沼に入ってみた件⑤


「自作キーボード沼に入ってみた件④」のつづきです。


Pro Microは、USBソケットを「もげ」防止のためエポキシ系接着剤で固めておきます。

ソケット内に入らないように気をつけます。

一口にエポキシ系接着剤といっても、硬化する時間で色々種類があります。どれでも特に問題ないですが、パッケージに「○時間で硬化」と書いてあっても完全に硬化するまで、特に冬場は2,3日おいた方が良さそうです。寒いと時間がかかるらしいです。

化学反応ですもんね、そうなりますよね。


♪♪♪


Keebioのビルドガイドには、「Pro Microをハンダ付けする前にファームウェアの書き込みテストしとけよ、初期不良もあるからな、ええな。(意訳)」とあります。

素直に1枚ずつQMK Toolsで書き込みました。QMK ToolsのインストールにはHomebrewを使います。

まずは、update, upgradeして、さらにdoctorでエラーはもちろん、ワーニングも消しておきます。これ大事。いつも忘れます。
$ brew update
Already up-to-date.
$ brew upgrade
$ brew doctor
Your system is ready to brew.
$

そしてreadme.mdの通り、インストールします。
$ brew tap osx-cross/avr
$ brew tap PX4/homebrew-px4
$ brew update
Already up-to-date.
$ brew install avr-gcc
==> Installing avr-gcc from osx-cross/avr
==> Downloading https://ftp.gnu.org/gnu/gcc/gcc-8.3.0/gcc-8.3.0.tar.xz
######################################################################## 100.0%
==> ../configure --target=avr --prefix=/usr/local/Cellar/avr-gcc/8.3.0 --libdir=/usr/local/Cellar/avr-gcc/8.3.0/lib/avr-gcc/8 --enable-languages=c,c++ --with-ld
==> make
==> make install
==> Downloading https://download.savannah.gnu.org/releases/avr-libc/avr-libc-2.0.0.tar.bz2

※省略

/usr/local/lib/avr-gcc/7/gcc/avr/7.4.0/plugin/libcp1plugin.so -> /usr/local/lib/avr-gcc/7/gcc/avr/7.4.0/plugin/libcp1plugin.0.so
/usr/local/lib/avr-gcc/7/gcc/avr/7.4.0/tiny-stack/libgcc.a
/usr/local/lib/avr-gcc/7/gcc/avr/7.4.0/tiny-stack/libgcov.a
/usr/local/lib/avr-gcc/7/libcc1.0.so
/usr/local/lib/avr-gcc/7/libcc1.so -> /usr/local/lib/avr-gcc/7/libcc1.0.so
==> Summary
đŸş  /usr/local/Cellar/avr-gcc/8.3.0: 1,720 files, 200.3MB, built in 19 minutes 59 seconds
$ brew install dfu-programmer
Warning: dfu-programmer 0.7.2 is already installed and up-to-date
To reinstall 0.7.2, run `brew reinstall dfu-programmer`
$ brew install gcc-arm-none-eabi
Warning: px4/px4/gcc-arm-none-eabi 20180627 is already installed and up-to-date
To reinstall 20180627, run `brew reinstall gcc-arm-none-eabi`
$ brew install avrdude
Warning: avrdude 6.3_1 is already installed and up-to-date
To reinstall 6.3_1, run `brew reinstall avrdude`
$ brew cask install caskroom/drivers/qmk-toolbox
==> Tapping homebrew/cask
Cloning into '/usr/local/Homebrew/Library/Taps/homebrew/homebrew-cask'...
remote: Enumerating objects: 4108, done.
remote: Counting objects: 100% (4108/4108), done.

※省略

==> We'll set permissions properly so we won't need sudo in the future.
Password:
==> Moving App 'QMK Toolbox.app' to '/Applications/QMK Toolbox.app'.
đŸş  qmk-toolbox was successfully installed!
$ 
これで、アプリケーションフォルダに、QMK Toolbox.appが作成されます。


♪♪♪


書き込みテストをするときには、ピンセットなどでRSTとGNDをショートさせますが、うっかり他のピン穴にさわらないように、マスキングテープでカバーします。

事故防止。

意外と明るいですね、LED。

どうせ後でで改めて書き込みしますから、とりあえずQMK Toolsデフォルトのレイアウトを書き込みます。

  1. Pro MicroをMacにつないで、QMK Toolsを立ち上げます。
  2. Microcontrollerで、atmega32u4を選択します。
  3. Keyboard from qmk.fmで、keebio/iris/rev2を選択して、Loadボタンを押します。
  4. hexファイルがダウンロードされたら、Flashボタンを押します。
  5. RSTとGNDをショートさせます。


両方とも左手用になった?のかもしれませんが、とりあえずちゃんと書けたようです。

ただ、このQMK Toolsですが、やけに不安定で、上手くいったり行かなかったりで大変でした。ケーブルを変えたり、つなぎ直したり、ショートも1回でいいのか、ダブルクリックっぽく2回なのかは不明です。

みんな本当にこれを使っているのかなぁ。。。僕の環境だけでしょうか。


それともなにかの呪い?


※ちなみにこれを書いている時点でキーボードはすでに完成してますが、このQMK Toolsを使って書き込もうとしても、やはりエラーになって全く書き込むことができません。なんでなんすかね?

そういうわけで、自信を持ってQMK Toolsをおすすめすることはできませんが、通電してPro MicroのLEDが光るかどうかくらいは、チェックしておいた方がいいと思います。


♪♪♪


Pro Microを取り付ける前に、ピンヘッダの間にカプトンテープを貼ります。

左手用はPro Microの部品面がPCBを向くので、万が一ショートしたりしないように絶縁するのが目的です。

右手用は十分に隙間が空いているので、おそらく必要ないと思いますが、念のためこちらにも貼っておきます。

カプトンテープで絶縁

あとはPro Microをハンダ付けするだけです。

Pro Microは左右で取り付ける向きが違いますが、PCBに印刷されているピンの番号とPro Microのピンの番号をあわせて取り付けます。ここも、浮きがないように気をつけます。

TXOのピンを目印に。

Pro Microの向きに注意。

ハンダ付けは以上です。

最後に、TRRSジャック, リセットスイッチ, Pro Microの3カ所を、ボトムプレートと接触してショートしないように、カプトンテープを貼って絶縁します。

スペーサーを置いてみるとわかりますが、右手用は高さがギリギリなので必須です。左手用は大丈夫だと思いますが、念のため絶縁しておきます。

ギリギリです。

ボトムプレートを付けると見えなく場所ですが、爪楊枝を使って丁寧に仕上げます。

PCBを傷つけないようにね。


最後にボトムプレートを取り付けて、ゴム足を貼ったら完成です。

でも、この後ファームウェアの書き込みのために、何度もUSBケーブルを抜き差しすることになるので、USBソケットのもげ防止のためにも、あえてボトムプレートは付けないでファームウェアの書き込みに移るのは賢明な判断だと思います。

その時にはPCBやPro Microを傷つけないように、柔らかいものを下に敷くといいと思います。



ネジとスペーサー、足りなくね?

プレートに付属のスペーサーとネジは、プレートのまわりのネジの数、つまり片側10組しかありません。内側の5カ所は空いたままです。

う、埋めたい。

せっかくなので埋めたいなと。もちろん空いたままでも、全体の剛性は十分ですけど。


Amazonでスペーサーは全く同じものが見つかりました。12個入りなので数もいいです。
Amazonで購入

ビスはサイズは同じですが、黒色がなかったので塗ることにしました。どうしても黒でないといけないわけではありませんが、ビスの頭がキーキャップの隙間からキラリと光るのもなんなので。

角材と輪ゴムで挟みました。
それほど見えるとことではないので、塗装はプレートとは違い適当です。

埋まってスッキリ。

空いたネジ穴を埋めても、特に剛性は変わりませんでした。ま、そうだよね。


♪♪♪


こちらもどうぞ。
自作キーボード沼に入ってみた件①
自作キーボード沼に入ってみた件②
自作キーボード沼に入ってみた件③
自作キーボード沼に入ってみた件④
自作キーボード沼に入ってみた件⑥
自作キーボード沼に入ってみた件⑦
自作キーボード沼に入ってみた件(おまけ)