2018年10月15日月曜日

Blender2.6マスターブックを読む(準備編)


Blenderをガチで始めることにしました。情報は本にまとまっていた方がいいので、Blender2.6マスターブック(藤堂++著)を買いました。


やりますよ。


♪♪♪


今回はその準備編として、前置きをいくつかあげておこうと思います。


  • これは書評ではない

僕は一読者で、ただの初学者です。間違い、勘違いが多分に含まれる可能性が高いですが、できるかぎり正しく書き進めていくつもりです。



  • Blender2.79bを使用

本は「Blender2.6マスターブック」ですが、現時点で最新のBlender2.79bを使用しました。多少見た目が違いますが大丈夫なようです。この本は2013年10月初版(買ったのは2017年第三刷)ですが、Blender2.7での改訂版が出ていないのは、基本的に問題ないからなのだと思います。



  • テンキーは必須

3ボタンマウス+テンキーが推奨です。今どき3ボタンではない(つまりホイールなし)マウスの方が珍しいと思うので、マウスの方は大丈夫だと思います。

問題はテンキーです。Blenderはショートカットキーを多用するソフトです。そして数字キーとは別に、テンキーにも頻繁に使うショートカットが設定されています。テンキーなしでも使えるような設定が出来るようですが、悪いことは言いません、テンキー付きのキーボードを用意した方が絶対おすすめです。
僕はHHKBを愛用しているので、ワイヤレスのテンキーを買いました。



  • キーマッピングソフトは無効にする

チューリアルを進めるうちに、使えないショートカットキーがいくつかあって、おかしいな?と思っていたら、原因はHammerspoonでリマップしたキーでした。

そりゃそうだ(笑)。

そんなわけで、ここの情報を参考にして、Blenderを使うときだけHammerspoonのリマップを無効にしました。Hammerspoonの設定ファイル(init.lua)は以下のようになります。
local function keyStroke(mods, key)
 return function() hs.eventtap.keyStroke(mods, key, 0) end
end

local function remap(mods, key, fn)
 return hs.hotkey.bind(mods, key, fn, nil, fn)
end

local remapKeys = {
 remap({'ctrl'}, 'h', keyStroke({}, 'left')),
 remap({'ctrl'}, 'j', keyStroke({}, 'down')),
 remap({'ctrl'}, 'k', keyStroke({}, 'up')),
 remap({'ctrl'}, 'l', keyStroke({}, 'right')),
 remap({'ctrl', 'shift'}, 'h', keyStroke({'shift'}, 'left')),
 remap({'ctrl', 'shift'}, 'j', keyStroke({'shift'}, 'down')),
 remap({'ctrl', 'shift'}, 'k', keyStroke({'shift'}, 'up')),
 remap({'ctrl', 'shift'}, 'l', keyStroke({'shift'}, 'right')),
 remap({'ctrl'}, 'delete', keyStroke({}, 'forwarddelete')) -- delete forward
}

local function handleGlobalAppEvent(name, event, app)
 if event == hs.application.watcher.activated then
  --hs.alert.show(name)
  if name == "Blender" then
   for i, key in ipairs(remapKeys) do
    key:disable()
   end
  else
   for i, key in ipairs(remapKeys) do
    key:enable()
   end
  end
  enableAllHotkeys()
 end
end

appsWatcher = hs.application.watcher.new(handleGlobalAppEvent)
appsWatcher:start()
いまひとつよくわからないところもありますが、とりあえずうまく動いているのでよしとします。



  • アンドゥ回数を増やしておく

Blender2.79bでは、File>User Preferences>Editing>Undoで、最大256回まで増やすことが出来るようです。エディットモードでの、頂点や辺・面の選択も1回としてカウントされるので、デフォルトの回数(32回?)では安心できません。目一杯増やしておきましょう。



  • チュートリアルはGitを使いながら

アンドゥ回数を増やしておくのも重要ですが、チュートリアルを1ステップずつ進めていくうちに、間違いに気付いて何ページも戻ったりすることもあります。そのためにもこまめに保存してコミットしておいた方がいいと思います。



  • DVDの内容はネットで公開されていない

この本にはDVDが付属していますが、出版社のホームページを見たかぎりでは、ネットで公開されていないようです。チュートリアルをやるにはF18の下絵などが必要です。お安い本ではないので、中古(古本)での購入を考える方もいるかと思いますが、その場合はDVDが欠品していないかどうかをしっかり確認した方がいいと思います。


途中経過のBlenderファイルなどは別としても、DVDが欠品した中古を入手した人のためにも、チュートリアルに最低限必要な下絵などはネットで公開していただきたいところですが、ま、色々事情もあるでしょうし、仕方ないですね。



準備編は以上です。「Blender2.6マスターブックを読む 第1〜5章」に続きます。

2018年10月1日月曜日

ノック・ピック・パンチ


パンパカパーン、今週のハイライト!


ギターを弾くにはピックが欠かせません。もちろん、指でも弾きますけど。


♪♪♪


昔はピックの素材と言えばセルロイドが主流で、他にはナイロンとか金属もありましたか。そうそう、べっ甲もありました。現在では、ウルテムとかデルリン、トーテックスなど、もう何が何だか、一般名か商品名かもよくわかりませんが、とにかく色々あります。


♪♪♪


僕のお気に入りはMoonブランドのJazzです。厚さは1mmのHです。1.5mmのXHもありますが、僕にはちょっと厚すぎます。材質はセルロイドだと思うのですが、あの特有のツンとした臭いがあまりないので別の素材かもしれません。

これこれ。

おそらく、このJazz型はJIM DUNLOPがオリジナルじゃないかと思うのですが、Moonの方が一回り大きくて、手になじみます。弦をはじくのは、当然一番とがった部分ですが、左右に張った部分も少しとがり気味で、ここもパット・メセニー風に使えるのも魅力です(メセニーはティアドロップの丸いところだったと思います)。

で、このピックですが、一頃はよく売ってたのですが最近は見かけません。僕の観測範囲だけかもしれませんが、売ってる所ではまだ売っているのでしょうか。

今では、Jazzは一般的な形になって様々なブランドから発売されています。Moonの替わりは色々あるにはあるのですが、それでもいまひとつしっくりくる物が見つからないのが辛いところです。Moonが店頭にあるうちに買いためておけば良かったと、少し後悔しています。

サウンドハウスで買って、片っ端から試すという手もありますが、手に持ってみないと厚みや硬さの感じがわからないですし、使わないピックが増えるのも何だかもったいないですよね。


そこでこれです。Pick Punch。


じゃーん。


大型のホッチキスみたいに見えますが、書類をファイリングするときによく使う、2つ穴パンチと同じ構造です。丸い穴の代わりにピックの形に打ち抜きます。これさえあれば、オニギリ型のピックからでもティアドロップ型からでも、下敷きからでもJazz型のピックが作れます。

これと同じ構造です。


ピックから打ち抜く時は小さいので、紙にセロテープで貼り付けて、PickPunchの底から確認しながら行うと良いと思います。

紙に貼り付けて、

底の方から見て位置を合わせます。

底を下見向けて、ガチャ!

打ち抜く時は、ちゃんと底を下に向けてガチャッとやってください。底を自分の方に向けたままやると、ピックがこっちに飛んできて危険です。


けっこう飛びます(笑)。


打ち抜いたピックですが、JIM DUNLOPより少しだけ大きくて、MOONよりは少し小さいです。JIM DUNLOPより大きいのは、削ってサイズを合わせることをあらかじめ見積もっているのでしょう。

ちょっと、わかりにくですが。


打ち抜いた直後はバリも出ていてザラザラです。そのままでは弦に引っかかってしまうので、弦が当たる部分の角をサンドペーパーで丸めます。Jazzは先端の尖り度合いで、I, II, IIIとありますが、ここでお好みに合わせて成形します。

サンドペーパーは、とりあえず手元にあった800番を使いましたが、けずりすぎは禁物なので、あまり目の荒いものはおすすめ出来ません。

削りすぎないように、軽〜く。


軽く角が取れたら、新聞紙のようなざらざらした紙でこすると、角がつるつるになります。これで出来上がりです。

ここでは、わかりやすくコピー用紙を使っています。
あまり神経質に、市販のピックみたいに仕上げる必要はないとおもいます。「弦に引っかかるかな」程度に仕上げてから、あとは少しカッティングの練習でもすればなじむと思います。

べっ甲などの硬い素材は刃が痛みそうでダメですが(試してませんがまず無理)、セルロイドやその他の樹脂で、普通のハード(1mm位?)までなら大丈夫そうです。

Jazz、作り放題。


僕にとって惜しいのは、MoonのJazzより小さいことですが、これはもう慣れるしかなさそうです。


そして、「続ノック・ピック・パンチ」につづきます。

 
専用のデルリン板も売ってるみたいですね。