2018年12月15日土曜日

続SHINOBIXをゲット。にんっ!


「SHINOBIXをゲット。にんっ!」からのつづきです。


SHINOBIXの構造は、基本的にハーモニカの開口部を塞いでいるだけ、といえばそうなんですが、単純に塞いだだけでは音が出なくなってしまいますから、消音器で空間に余裕を持たせてあります。そして、その空間をコンパクトに収めるために渦巻き状の内部構造になっています。

いい買い物をしました。

この消音器は、ラーメンの上にのっているナルトみたいなパーツを、長いビスで串刺しにしたような形になっています。

このナルトは、カバープレートと同じくすべてABS樹脂で出来てますので、まとめて水洗いもOKです。そんなに汚れるものでもありませんけど、たまには洗ってサッパリした方がいいかもしれません。

ナルト状態

串のようなビスはプラスのネジですが、ドライバーのサイズには注意が必要です。

スズキのハーモニカ修理工具セット(HRT-01)に入っているプラスドライバーは、ベッセルの6100P.1x75です。P.1というからには1番のサイズだと思うのですが、これだとハーモニカ本体のネジにはぴったりですが、この長いビスには合いません。もうひとつ上のサイズの(たぶん2番の)ドライバーを使わないとネジ山をなめる(痛める)ことになります。

2番のドライバーといっても特別なものではなく、どこの家庭にもあるようなポピュラーなサイズです。100円ショップで売ってるようなやつで十分だと思います。

ベッセルの1番とダイソーの2番


♪♪♪


さらに、もうひと工夫されているのがカバープレートです。

裏を見るとわかりますが、各穴ごとに仕切られて独立しています。上下(吹き・吸い)のリードはつながっていますが、左右のリードとは隔離されています。

各穴ごとに仕切られてます。

空間的に余裕があるとはいえ、どうしても吹き(吸い)詰まりますので、目的のリード以外に圧力がかからないようにするための構造です。

なるほどなぁ。

カバープレートがABS樹脂で出来ているのは、この構造にする必要があったからでしょうね。金属で作るとなると削り出さないといけませんから作るのが大変でしょうし、なにより高価くなってしまいます。


♪♪♪


目下の問題点は吹き(吸い)詰まりです。

それぞれの穴の部屋が隔離されていることは書きましたが、正確には、消音器の渦巻きの中心のビス穴の横に小さな穴があって、ここで各部屋が繋がっていて、左右のマイク取り付け用の穴から息が抜けるようになっています。

でも、この穴がとても小さいので、十分に息が抜けずに吹き詰まるというわけです。この穴を広げれば、吹き詰まりは改善すると思うのですが、各部屋の独立性が損なわれますし、何より消音機能に支障が出ます。慎重に削ればいけそうにも思えますが、失敗したら泣けます。

そこで考えたのは、あえて長ビスをきっちり締めないで、すこし緩めておく方法です。そうすると、各ナルト同士の間に微妙な隙間が出来て、消音機能とトレードオフにはなりますが、吹き詰まりが少し改善します。

できれば、消音性と気密性(吹き詰まり)との調整が出来るような機構があればいいのにと思わなくはないです。

よろしくお願いします、スズキ楽器のエラい人。

それと、些細なことですが、リードプレートに刻まれている穴の番号が、ちょっと深いので汚れが付きやすいです。爪楊枝で掃除するのがちょっとめんどうですね。


♪♪♪


トータルではものすごく気に入っているので、是非クロマチックハーモニカ用のSHINOBIXも作っていただきたいところです。バルブの結露をなんとかできれば、いけるんじゃないでしょうか。

よろしくお願いします、スズキ楽器のエラい人(本日2度目)。

そうしたら速攻でシリウスを買っちゃいます。

ソニー・テリーって、ハーモニカ逆さにしてるんですね。

2018年12月1日土曜日

Blender2.6マスターブックを読む 第1〜5章


「Blender2.6マスターブックを読む(準備編)」からの続きです。


第1章 Blenderとは

このあたりは大体わかっているので、サラッと読んで次に進みます。



第2章 Blenderの導入

アプリの中には、インストール時に特別な設定が必要なものもありますが、Blenderはそうではなく普通のアプリと同じです。

前回書いたように、僕は現時点での最新バージョンである2.79bを使いましたが、本文中では付属DVDに収録されている2.68aを使った方が間違いがないですよとお勧めされています。

ごもっともでございます。。。

確かに、本文中のスクリーンショットはすべて2.68aのものでしょうから、不要な迷いがないと思います。ただ、2.79bでも普通に読み進められる程度には同じなので、そこはお好みで。

あと「Blenderを日本語化するか否か」問題があります。

この本の中のスクリーンショットはすべて日本語化されたBlenderのものですし、もちろん文中の各名称も日本語化された名前です。ただ、文中には英語が併記されているので、日本語化しなくても全く問題ないような作りになってます。

僕は後々のググラビリティを重視して、英語のまま使うことにしました。



第3章 Blenderの画面説明

ここも「ふーむ」と読み流します。情報エディターとかプロパティ・エディターなど、この後の章で繰り返し登場する名称・用語は、覚えるまで何度も見返すことが出来るように、付箋を貼っておくのもいいかもしれません。



第4章 基本操作

「4.1代替操作」では、3ボタンマウスとテンキー付きキーボード以外での操作ができるような設定が紹介されています。でも、前回書いたように3ボタンマウスとテンキー付きキーボードを用意しましょう。代替キーはおすすめできないです。

Blenderはマウス操作が独特ですが、これはチュートリアルを進めていくうちにすぐ慣れていくと思います。テンキーについては「4.3テンキーによる視点操作」に一部説明されていますが、多くの機能が割り当てられていますので、必須といっても良いと思います。



第5章 3Dビュー内の表示について

3Dビュー内の詳細についてです。とりあえずは各モードと名称をざっくり把握しておけば、このあとに続くチューリアルで困らないと思います。第3章とともに、「それ、どれのことだっけ?」と何度も確認に戻ってくることになる章です。


♪♪♪


この1章から5章までは多くの説明がされていますが、読んだだけでひとつひとつ覚えるのは大変ですし、正直無理です。やっぱり、操作しながら理解していくのが一番です。


というわけで、続く「Blender2.6マスターブックを読む 第6章」は実際に手を動かしながらになります。


先は長いです。