2017年8月15日火曜日

話題の書「アイデア大全」を斬るっ!

先日ブックオフをぶらぶらしてたら、アイデア大全を見つけました。

もったいねー。売っちゃったかー。こんなに実用的な本はないのに。

表紙に若干のスレはありますが、書き込みもなくキレイです。税込み1,260円。電子版よりちょっと安いですか。

とは言え、僕はすでに持っているので2冊目はいらんなぁ、と棚に戻そうとしたときヒラメキました。


手にとっただけで「!」が降りてくる恐ろしい本。。。


とりあえずブックオフから救出しました。

2冊のアイデア大全。

元々持っていた方は新品で購入して書店のカバーをかけてもらっていたのでとてもキレイです。


この中古のアイデア大全を、おもむろにカッターナイフで半分に。

著者さん、ごめんなさい。

さらに半分に

編集さん、ごめんなさい。

そして、さらに半分に。

本の神様、ごめんなさい。

そこでロータリーカッターの出番です。

慎重にカット。

これでバラバラになりました。

バラバラ。


あー、はいはい、スキャンして自炊ね。って思ったでしょ?
違いますよ。そんなの最初から電子版を買った方が楽チンですよ。

表紙と目次、あと、もったいないですけどアイデア史年表は捨てます。もう一冊ありますからね。
これは廃棄。


ここで2つ穴パンチの登場です。そして100均で買ったリング。

穴を開けます。


穴を開けて、リングを通せば出来上がりです。

出来上がり。


アイデア大全には42個の発想法が11章に分かれて紹介されていますが、内容的にはどこから読んでもいい作りになっています。

環状にしたことで始まりも終わりもなくなりました。ページがランダムになったわけではありませんが、ランダム「的」に開くことができますので、各発想法が順序に縛られないというか、各々独立した感が得られます。

この本は読むこと以上に、実践することこそ重要なので、いつでも手に取れるようにデスクの脇にばさっと置いて、気づいた時に数ページパラパラと読んで、ちょっと試して見るという感じで使うつもりです。

ま、それならわざわざ切る必要もないといえば、その通りなんですけどね(笑)。

ただ残念なことは、穴に対してリングが細いので、すぐに穴が傷みそうな点です。持ち運びには向いてませんね。穴が傷んだらその都度パッチで補強するというパワープレイでとりあえず我慢です。

もう少し太いリングが欲しいところ。


あと、いつまで公開されているかわかりませんが、こちらでクイズに答えると、読者特典として43個目の発想法「露伴のメトミニー」のPDFがダウンロードできます。もちろんプリントアウトして付け加えましたよ。

ちょっと手が空いたらクロヴィッツの関係アルゴリズムのアプリ化でもやってみようかなぁ。需要あるかなぁ。ってか訴えられたりしない?


と、まぁ、アイデア大全に対する鋭い批評、と思わせながらの自炊記事、に見せかけた上での、アイデア大全のカード化の話でした。ダメですか、そうですか。








2017年8月1日火曜日

チューニングなどという(まずは基本ですよ編)

ギターのチューニングについて、何回かに分けて書こうと思います。まぁ、結論としては僕の作ったアプリを使ってね(てへぺろ)、ってことではあるのですが、思うところもいろいろあるので。

まずは身もふたもないことを書きますが、ギターというのは構造的に、ピアノやオルガンなどと比べて、そんなに厳密に正確な音程を出せる楽器ではありません。オクターブチューニングをしっかり合わせても、各フレットの音ではどうしても誤差が生じます。フレットは指板に打ち込んでありますから、容易には調整できません。そもそも弦を押さえる強さの加減で音程が変わりますしね。クロマチックチューナーをお持ちなら、一度各音を測ってみてはいかがでしょうか。

とは言え、それでもチューニングはとても重要なわけで、ないがしろにはできません。

そこでまず今回は、基本的なギターのチューニング方法です。一応だらだらと言葉で書きますが、YouTubeなどでチューニング方法を検索すれば動画で説明されている方がすぐに見つかると思うので、そちらをご覧になった方がわかりやすいです。

使用するのは音叉だけです。A(ラ)の440HZのものです。音叉は楽器店で数百円で買えると思うので、一番リーズナブルで正確な方法だと思います。

音叉を鳴らす時は叩くわけですが、机のカドなど固い所に当てると狂う元になるので、太ももなんかにペシッと叩くのがいいのではないでしょうか。痛くない程度にね。

音叉はそのままでは音が小さいので、お尻の部分を何かに当てて共鳴させます。机やテーブルでもいいのですが、アコースティックギターなら、ギターが共鳴箱そのものですから、ボディに軽くあてるのがいいと思います。ただ、塗装面だと傷がついてしまうので、ピックガードやブリッジ、ブリッジピンの上など、固い部分がいいと思います。アンプをつないだエレキギターなら、音叉をピックアップに近づけるだけでアンプから音が出せます。

周りがうるさくて、直接耳で聞きたい場合は、音叉のお尻を耳の穴の1センチくらい手前(こめかみ方向)に当てればよく聞こえと思います。耳に穴に突っ込むのは危険ですからダメですよ。音叉のお尻の部分を歯で噛んでくわえてもよく聞こえます。骨伝導ってやつですね。

音叉の音とギターの5弦の12フレットのハーモニクスの音が同じになるように合わせます。

まずは2つの音をよく聞いて、なんとなく同じ音程まで近づけます。
2つの音を同時に鳴らすと、音がずれている場合はずれている分だけ唸りが発生します。びよよよよよ~んって感じで。これが近づいていくと、唸りが緩やかになります。びよ~うわぁ~んうわぁ~んうわぁ~んって感じですか。ぴったり合うと唸りはなくなって調和します。いわゆるユニゾンの調和ですね。そうなったら5弦はOKです。

これで5弦の音があったので、この5弦を基準にして他の弦を合わせていきます。この図はギターの入門書には必ず載っているものです。



  • 6弦の5フレットと5弦の開放が同じになるように。
  • 5弦の5フレットと4弦の開放が同じになるように。
  • 4弦の5フレットと3弦の開放が同じになるように。
  • 3弦の4フレットと2弦の開放が同じになるように。(ここだけ4フレットなので注意!)
  • 2弦の5フレットと1弦の開放が同じになるように。

と、なったら終了。と言いたいところですが、もう一度最初(音叉と5弦の12フレット)から確認します。ネックと弦の張力のバランスが変わると、当然音程も変わってきますので、再度確認が必要です。すべての音が合うまで何回か繰り返します。それが何回かは、こればっかりはそのギターのネックの強度にもよるので、何回とは言えませんが、何度やっても狂っているようなら、ナットやブリッジに何か問題があるかもしれません。身近に詳しい人がいたら見てもらうことをオススメします。

この音程が同じになるように合わせるというのが、言葉で言うと簡単なのですが、初心者にとってはなかなかハードルが高いと思います。慣れれば簡単なんですけどね。慣れないうちは、二つの音のどっちが高いのか低いのかすらよくわからないかもしれませんが、試行錯誤しながら慣れていってください。


ここでひとつペグを回す上での重要なポイントを。音を合わせる時には、低い状態からペグを巻き上げて、音があった状態にすることです。

弦はペグのポストに巻かれていると思いますが、弦の音を下げる時にこの巻かれた部分がわずかに緩みます。これがギターを弾いているうちにチューニングの狂いにつながっていきます。ギターを引くと言う行為は弦を弾くわけですが、言い換えるとほんの少し引っ張ることになるますから。

そんなわけで、音があったなと思ったら、あえてちょっとだけ弦の音を下げて、少しずつ音を確認しながら巻き上げて、音を合わせるようにするといいと思います。

唸りをチェック→ほんのちょっと巻き上げる→唸りをチェック→ほんのちょっと巻き上げる、の繰り返しですね。

とりあえず今回は以上です。何を当たり前のことをとお思いかもしれませんが、ギターのチューニングと言うのはこれが基本ですので、まずは押さえておいてください。






「チューニングなどという(これはアカン編)」に続きます。