「ワンコインのハーモニカってどうなのよ、の話1」の続きです。
早速ARIA AH-1020(D♭)を見ていこうと思います。
ケースの中にはハーモニカ本体に加え、ウェスと12キーの配列が書かれた取扱説明書が同梱されています。
ハーモニカのカバープレートには、傷防止の薄いブルーのビニールが貼られていて、大事にされている感が感じられます。アルコールでよく拭いてから(このご時世ですからね)試し吹きです。
案の定、気密性が低くスカスカです。お値段がお値段なので、そりゃそうだろうな、という感じです。
音程は、良くはありませんが、特別こりゃダメだって感じでもありません。Hohnerだって結構いい加減だったりしますからね。けっこう個体差があります。
それはそれとして、まぁOKなわけですが、、、3番ブロー(A♭)の音が出ない。
あかん。これはアカンぞ。
分解して、リードのセッティングを例のライトボックスで確認してみます。
ちょっとリードが傾いて引っかかってましたね。それと全体にアゲミが少なめなようです。さっと修正して組み立て直します。
で、そこで事件は起こります。カバープレートを取り付けるネジを片方なめました。
えっ?ここで?
リードプレートのように薄いパーツに対するネジの場合は慎重に締めますが、カバープレートのネジを締めるときはあまり気をつかわないのは確かです。
でもなぁ。。。
ネジの精度や材質が悪いのかそれとも運が悪いのかわかりませんが、とりあえず手持ちのネジで間に合わせます。ちょうど良い長さのネジがなかったので、かっこ悪いことになりました(笑)。
このネジはM2.6x15です。この15ミリでは長すぎるので、12ミリくらいのものがあればちょうど良いのではないでしょうか。残念ながら近所のDIYショップにはありませんでしたし、そもそも規格としてあるかどうか知りませんけど。
組み上がったハーモニカを吹いてみると、全ての穴がちゃんと音が出るようになりました。
めでたし、めでたし。
気密性も若干改善しましたが、やっぱりまだスカスカのままです。これにはちょっとアイデアがあるのです。
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