Blenderをガチで始めることにしました。情報は本にまとまっていた方がいいので、Blender2.6マスターブック(藤堂++著)を買いました。
やりますよ。
♪♪♪
今回はその準備編として、前置きをいくつかあげておこうと思います。
- これは書評ではない
僕は一読者で、ただの初学者です。間違い、勘違いが多分に含まれる可能性が高いですが、できるかぎり正しく書き進めていくつもりです。
- Blender2.79bを使用
本は「Blender2.6マスターブック」ですが、現時点で最新のBlender2.79bを使用しました。多少見た目が違いますが大丈夫なようです。この本は2013年10月初版(買ったのは2017年第三刷)ですが、Blender2.7での改訂版が出ていないのは、基本的に問題ないからなのだと思います。
- テンキーは必須
3ボタンマウス+テンキーが推奨です。今どき3ボタンではない(つまりホイールなし)マウスの方が珍しいと思うので、マウスの方は大丈夫だと思います。
問題はテンキーです。Blenderはショートカットキーを多用するソフトです。そして数字キーとは別に、テンキーにも頻繁に使うショートカットが設定されています。テンキーなしでも使えるような設定が出来るようですが、悪いことは言いません、テンキー付きのキーボードを用意した方が絶対おすすめです。
僕はHHKBを愛用しているので、ワイヤレスのテンキーを買いました。
- キーマッピングソフトは無効にする
チューリアルを進めるうちに、使えないショートカットキーがいくつかあって、おかしいな?と思っていたら、原因はHammerspoonでリマップしたキーでした。
そりゃそうだ(笑)。
そんなわけで、ここの情報を参考にして、Blenderを使うときだけHammerspoonのリマップを無効にしました。Hammerspoonの設定ファイル(init.lua)は以下のようになります。
local function keyStroke(mods, key)
return function() hs.eventtap.keyStroke(mods, key, 0) end
end
local function remap(mods, key, fn)
return hs.hotkey.bind(mods, key, fn, nil, fn)
end
local remapKeys = {
remap({'ctrl'}, 'h', keyStroke({}, 'left')),
remap({'ctrl'}, 'j', keyStroke({}, 'down')),
remap({'ctrl'}, 'k', keyStroke({}, 'up')),
remap({'ctrl'}, 'l', keyStroke({}, 'right')),
remap({'ctrl', 'shift'}, 'h', keyStroke({'shift'}, 'left')),
remap({'ctrl', 'shift'}, 'j', keyStroke({'shift'}, 'down')),
remap({'ctrl', 'shift'}, 'k', keyStroke({'shift'}, 'up')),
remap({'ctrl', 'shift'}, 'l', keyStroke({'shift'}, 'right')),
remap({'ctrl'}, 'delete', keyStroke({}, 'forwarddelete')) -- delete forward
}
local function handleGlobalAppEvent(name, event, app)
if event == hs.application.watcher.activated then
--hs.alert.show(name)
if name == "Blender" then
for i, key in ipairs(remapKeys) do
key:disable()
end
else
for i, key in ipairs(remapKeys) do
key:enable()
end
end
enableAllHotkeys()
end
end
appsWatcher = hs.application.watcher.new(handleGlobalAppEvent)
appsWatcher:start()
いまひとつよくわからないところもありますが、とりあえずうまく動いているのでよしとします。- アンドゥ回数を増やしておく
Blender2.79bでは、File>User Preferences>Editing>Undoで、最大256回まで増やすことが出来るようです。エディットモードでの、頂点や辺・面の選択も1回としてカウントされるので、デフォルトの回数(32回?)では安心できません。目一杯増やしておきましょう。
- チュートリアルはGitを使いながら
アンドゥ回数を増やしておくのも重要ですが、チュートリアルを1ステップずつ進めていくうちに、間違いに気付いて何ページも戻ったりすることもあります。そのためにもこまめに保存してコミットしておいた方がいいと思います。
- DVDの内容はネットで公開されていない
この本にはDVDが付属していますが、出版社のホームページを見たかぎりでは、ネットで公開されていないようです。チュートリアルをやるにはF18の下絵などが必要です。お安い本ではないので、中古(古本)での購入を考える方もいるかと思いますが、その場合はDVDが欠品していないかどうかをしっかり確認した方がいいと思います。
途中経過のBlenderファイルなどは別としても、DVDが欠品した中古を入手した人のためにも、チュートリアルに最低限必要な下絵などはネットで公開していただきたいところですが、ま、色々事情もあるでしょうし、仕方ないですね。
準備編は以上です。「Blender2.6マスターブックを読む 第1〜5章」に続きます。
Blender、本気出す。 pic.twitter.com/z3QJFddP3W— hidez/ひでぢ (@_hidez) 2018年8月1日