2019年1月15日火曜日

続ノック・ピック・パンチ


「ノック・ピック・パンチ」のつづきです。


♪♪♪


僕が買ったPickPunchはJazz型ですが、PickPunchのメーカーのサイトを見ると他にも色々あります。

「355」・・・でかい三角形(サンタナが使ってるアレね)
「346」・・・いわゆるオニギリ型(超スタンダードなやつ)
「BABY346」・・・小型のオニギリ型
「351」・・・日本でいうところのティアドロップ(一番人気な形ですね)
「JAZZ」・・・Jazzね
「TEARDROP」・・・丸い滴型

実物を確認したわけではないですが、PickPunchのメーカーのサイトにある、写真とPickPunch Shapesという図を見る限りでは、多分これであっていると思います。

気をつけなければいけないのは、「351」と「TEARDROP」です。一般的には「351」の方をティアドロップって呼びますよね?

左から、Fenderの351、358、JIM DUNLOPのTEADROP

ここでふと思うのですが、そういえばティアドロップって、いつからティアドロップって言うようになったのでしょうか。

いや、お前は何を言っているのだ?

そうなんですけど、おっさんなので昔話を少し。あくまで僕の狭い観測範囲限定かつ古い記憶なので、いつもの「ソースは俺」情報です。

※以下、紛らわしいので「351」を「大」、丸い滴型を「小」とします。

30年以上前、「小」をティアドロップって呼んでいたと記憶しています。確かに滴型ですからね。あるいは単に「ジャズ用」って呼んでましたか。ジャズやフュージョンのプレーヤーは、こういう小さなピックを使うんだなって。JIM DUNLOPのJazzは、まだなかったんじゃないかなぁ、自信ないけど。

じゃぁ、「大」は何と呼んでいたかというと、、、思い出せないです。やっぱりティアドロップでしょうか。丸くはないですが、滴型には違いないですし。

同じじゃねーか(笑)。

いや、僕の印象では、ティアドロップというと、反射的に「小」の方を思い浮かべるのですよ。サウンドハウスのメニューにティアドロップがありますが、そこを開くと「大」が並んでいます。それを見た瞬間、お、おう、ティアドロップと言えばこれか、って気持ちになります。そういえば最近「小」の方は余り見かけないな、と。「ジャズ」だと、JIM DUNLOPのJazzのことを指しますしね。


♪♪♪


じゃぁ、そもそも「351」ってなによって事になるわけですが、どうやらこの数字で表記するのはFenderのピックの型番からきているようです。確かに「355」、「346」もありますね。

「小」の全部大文字の「TEARDROP」はというと、JIM DUNLOPのピックに、その名前を見つけることが出来ました。

これらが、それぞれの形の元祖なのかどうかは確認できませんでしたが、いずれにせよどちらも有名どころなので、PickPunchの型名はこれに倣っているのだろうと思います。

でも、JIM DUNLOPのTEARDROPは、丸いぽってりとした形ですが、PickPunchのTEARDROPは、Fenderの358に近い感じに見えます。

大の「いわゆるティアドロップ(351)」が欲しいのに、PickPunchの「TEARDROP」を選ぶと泣けます、'teardrop'なだけに(おい)。悲しみの余り、何を弾いてもブルースになりますよ(なりません)。


♪♪♪


そんなわけで、特に通販でPickPunchを買うときには、事前に型番、形などをよく確認した方がよさそうです。お気を付けください。