テレキャスターのブリッジには、サドルが3ピースのものと6ピースのものがありますね。
テレキャスター(ブロードキャスター?)が開発された当時は3pでしたが、その後6pに変更されました。オクターブチューニングを正確に行うために必要な改良だったわけです。
では、現在のテレキャスターはすべて6pサドルなのかというと、むしろ3pサドルの方が多いくらいなわけです。それがテレキャスターサウンドの源泉なのかもしれませんし、見た目の無骨さが好まれる、というのもわからなくはないです。
で・も・ね、
そんなのオクターブチューニング合うわけないやろ。
申し訳程度にサドルを傾けたって、あんなの飾りやで。偉い人にはそれがわからんのです。
テレキャスター使ってる人って、アホなんちゃう?
申し訳程度にサドルを傾けたって、あんなの飾りやで。偉い人にはそれがわからんのです。
わたくし、長年そう思って生きてまいりました。
♪ ♪ ♪
ですので、このテレキャスターも、買ったときは3pサドルのブリッジでしたが、ギターと一緒に6pサドルのブリッジも購入して、その足でリペアショップに持ち込んで交換しました。ついでにサドルは、評判のよかったKTSのチタンサドルにしました。
純正6pブリッジ+チタンサドル |
そして、取り外されたブリッジはハードケースの中で、ほったらかしにされたまま現在に至るわけです。
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「カモメに帰る日(ちょっと確認)」 でストリングガイドをリペアショップで取り付けてもらった事を書きました。
その時ショップで色々話したのですが、3pサドルでもオフセットした(角度の付いた)サドルなら、オクターブチューニングもまぁまぁ合いますよ、という驚愕の事実を知るわけです。
え、まぢですか・・・。
帰宅して、ハードケースからブリッジを取り出して見てみると、オフセットしたサドルです。ギターを買ったとき以来のご対面です。もちろん、未使用なのでピカピカです。
FENDERのロゴがちょっと違いますね。 |
裏には謎のシールと、マジックで記号が。 |
もしこれがオフセットしていない平行なサドルだったら、サドルだけ買わないとなー、高価いかなー、と思っていましたが、
むむっ。これは試してみる価値あり、です。
そして後編に続きます。
※ 謎の'RoHS'のシールですが、これは有害物質に関するEUの法令の名前らしいので、おそらく「有害物質は使われてないよ」的な意味のシールじゃないかなぁ。
♪♪♪
こちらもどうぞ。
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