ラベル リセットスイッチ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル リセットスイッチ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年6月15日土曜日

自作キーボード沼に入ってみた件④


「自作キーボード沼に入ってみた件③」のつづきです。


色々あったリセットスイッチの取り付けです。

このプッシュスイッチには、ボタンの下にツメが出ています。ボタンを押した時の力を、ハンダ付けした各端子にかかるのを防止するためだと思います。

ツメが出ています。

もちろんPCBには、このツメに対応した穴が空けられています。ところが残念なことに、この穴の位置がずれてしまっていてハマりません。

なんだよこれ。

文句を言っていてもしょうがないので、ツメをニッパーで切ります。

ツメを切りました。


スイッチの2本の端子はそのままハンダ付けしますが、ケースから伸びている固定用の足は、PCBの穴に通してから先端をしっかりと曲げてからハンダ付けします。力がかかるところなので、すこしでも強度を持たせたいところです。


♪♪♪


次はTRRSジャックです。

ここもジャックの抜き差しに力がかかる場所なので、4本のツメ状の端子をPCBの穴に通して、先端をしっかり曲げてからハンダ付けします。


♪♪♪


4.7kΩの抵抗はオプションです。

I2C用の抵抗らしいですが、いまのところ何の役にも立たないらしいです。でも部品が余るのもなんですし、Keebioのビルドガイドにも「ハンダ付け箇所がちょっと増えるだけなんだから、とりあえず黙って付けとけ(意訳)」と書いてあるので取り付けます。

この抵抗は2本ありますが、この2本を左手用にだけ付けます。

、、、ってか、なんすかI2Cって。


♪♪♪


次は、Pro Micro用のピンヘッダです。

これは上下で長さが違います。短い方はいいですが、長い方はキースイッチ側、Pro Micro側のどちらに使うにしても長すぎると思います。

そこで一度、PCBにピンヘッダ、Pro Microを刺してみて長さを確認してみた方がいいです。まあ、ピンヘッダをハンダ付けした後に、余分な部分をニッパーで切ればいいだけなんですが、今回は「ハンダ付け前に切る」を原則にしていますし、ピンヘッダは太くて結構固いので先に切っておく方がいいと思います。

慎重に長さを見ます。

ここでもう一点ですが、キースイッチも試しに刺してみて、飛び出るリードの長さも確認しておいた方がいいです。特に左手用は、Pro Microの部品面がPCB側に向くことになりますので、おそらく、その下に配置されるキースイッチの端子とPro Microが干渉しかねません。

ですから、この2個のキースイッチだけ、先に端子を短く切っておくといいと思います。ピンヘッダを取り付けた後だと、使用するニッパーの形状にもよりますが、ピンヘッダが邪魔をして切りにくくなるかもしれません。

そして話はピンヘッダに戻ります。大体短い方に合わせて切れば大丈夫だと思います。固いので、要注意です。


テープを貼って目安にして、切ると吉。


ピンヘッダを切ったら、PCBにきっちり根元まで刺して、さらにピンヘッダが傾かないための補助としてPro Microを刺して、マスキングテープで固定して、ハンダ付けします。

Pro Microは貼るだけ。


Pro Microは刺すだけで、ここではハンダ付けしません。
※ついつい流れでPro Microをハンダ付けしてしまいがちです。お気を付けあれ。


ピンヘッダのハンダ付けが終わったら、Pro Microは取り外しておきます。

残るは、キースイッチとPro Microです。


♪♪♪


クリッキーのキースイッチが欲しかったので、Kailh BOXの白軸を選びました。正直どのブランドを選べばいいかよくわからなかったので、値段の安さで選びました。Gateronとかが人気なのでしょうか。

男は黙ってクリッキー。

クリッキーです。職場で使うと嫌われるヤツです。僕は一人なので、誰も文句を言う人間はいません。

でも待ってください。職場でクリッキーの音がウザいと言われるのは隣との距離の問題です。オフィスが狭いのです。「メモリxxGBは人権」ってネタがありますが、、、そう、


クリッキーは人権(キリッ)。


♪♪♪


トッププレートにキースイッチをはめ込みます。端子の向きに気をつけます。2,3個付けてみてPCBを乗せてみれば、間違っていないかはすぐわかります。

端子側(PCB側)です。


プレートにすべてはめ込んだら、キースイッチに浮きがないかどうか(プレートにしっかりスイッチの根元まで入っているか)をしっかり確認します。浮きがあると、キーボードを使っているうちに浮きが解消て、端子に力がかかってハンダが割れるなんてことも起きそうです。

さらに、各2本の端子が同じ方向に並んでいるか確認します。そして、端子が曲がっていないか、ちゃんと垂直になっているか、いろいろな角度から見て確認します。曲がっているときはラジオペンチで直します。

各スイッチに問題ないことが確認できたら、PCBをのせます。

多くの穴に一度に端子を刺すことになりますが、PCBのキースイッチ用の穴は大きめにできているので、苦労なく穴に通すことができます。むしろ、変に引っかかるようなら、端子が曲がっているか、スイッチをはめ込んだ向きが間違っている可能性が高いので、無理は禁物です。

各端子がすべてPCBの穴に通っているかを、よーく確認します。これが、


老眼にはつらい。すげーつらい。
目で見ても自信が持てないので、ひとつずつ指でさわって確認しました。触診(笑)。


でも、ここのミスを見落とすと、すっぽんすっぽんハンダを吸い取って後戻りの罰ゲームが待っています。お気を付けあれ。

キースイッチのハンダ付けは、PCBに浮きができないように、ハンダを持つ手の残った指でPCBを軽く押さえながら行います。

PCBの浮きに注意です。


トッププレートとボトムプレートの間のスペーサーは12ミリです。この12ミリの間にすべて納めないといけないでので、ここを雑にやると、あとでボトムプレートにぶつかることになります。


♪♪♪


そしてPro Microの取り付けに続きます。


♪♪♪


こちらもどうぞ。
自作キーボード沼に入ってみた件①
自作キーボード沼に入ってみた件②
自作キーボード沼に入ってみた件③
自作キーボード沼に入ってみた件⑤
自作キーボード沼に入ってみた件⑥
自作キーボード沼に入ってみた件⑦
自作キーボード沼に入ってみた件(おまけ)



2019年5月15日水曜日

自作キーボード沼に入ってみた件③


「自作キーボード沼に入ってみた件②」のつづき、PCB編です。


アルミプレートの塗装ができたので、さっそく組み立てに入ります。

ここからはハンダ付けがメインになるのですが、いままで我流というか「とりあえずイモハンダにならなきゃOK」的にやって来ましたが、いい機会なので正統派のハンダ付けを身につけようとYouTubeに上がっている動画をいくつか見てみました。

おおむね問題はなかったのですが、僕のやり方に欠けていたのは、
  1. こてをこて台に戻す前にはハンダを落とさない。
  2. リード線はハンダ付けをする前に切る。
の2点です。

1は、こて台に戻す前にハンダを落とすとコテ先が酸化してハンダのノリが悪くなるし、コテ先も傷むよと。なるほどその通りです。

毎回ぬれスポンジでじゅっじゅっと拭ってからこて台に戻してました。これはいけない。

2は「えー、そうなの」って感じです。ハンダ付けした後に余分なリード線をニッパーで切ってましたが、それはハンダに余計な力(ストレス)を与えるのでNGだそうです。

正直、そんなに繊細なものか?と思わないでもないですが、今後は素直に先にリード線を切ることにします。でも、それにはちょっと面倒ですが、部品をマスキングテープなどで固定する必要がありますね。


♪♪♪


ハンダ付けに使用するのは以下の6点です。
  • ハンダごて
  • こて台
  • コテ先クリーナー
  • ハンダ
  • 耐熱ゴムの作業マット
  • ニッパー
5点セット(ニッパー入れ忘れ)

今回加入した新メンバーは、金属たわしみたいなコテ先クリーナーです。

いままではこて台付属のぬれスポンジを使ってましたが、思ったほどキレイにならないんですよね。水分でコテ先の温度が下がるので、ハンダの粘度があがってこて先にまとわりつきます。

この金属たわし(笑)ならそんなことはなく、スッキリ綺麗になります。なんでいままで使わなかったんだろう。

ドーム型の金属容器に入っていましたが、金属たわしだけ取り出してガラス瓶に入れました。この方が瓶自体の重さがあって安定しますし、真上からブスブス刺して使えます。使わないときはフタもできますしね。

ざくざく。


耐熱ゴムの作業マットは必須ではありませんが、安全のためだけではなく、滑らないので作業しやすくなって、おすすめです。


♪♪♪


というわけで、ハンダ付けの始まりです。


さぁ、オレのANTEXが火をふくぜっ!
※ふきません。



♪♪♪


PCBの組み立ては以下の手順で行います。

  1. ダイオード
  2. リセットスイッチ
  3. TRRSジャック
  4. 4.7kΩの抵抗(オプション)
  5. Pro Microのヘッダーピン
  6. キースイッチ
  7. Pro Micro

1〜5は同じ面にハンダ付けするので順不同です。

6,7は、1〜5と反対側にハンダ付けするのでこの順序じゃないといけません。しかも、Pro Microは一部のキースイッチにかぶるように取り付けるので必ず最後にします。


♪♪♪


最初はダイオードからです。

ダイオードは梯子状にまとまっているのを、すべてニッパーで切ってバラバラにします。

ダイオードのピッチは8ミリですので、何か適当な7ミリのものでリード線を折り曲げます。適当にフリーハンドで曲げても問題ないですが、見た目は綺麗な方がいいと思います。完成したら隠れちゃいますけどね。

リードベンダーがあれば申し分ないですが、わざわざ買うようなものでもないです。僕は適当な角材を削って7ミリにしました。

貧者のリードベンダー(笑)。

曲げました。

ダイオードには極性がありますから、反対に付けないように気をつけます。

PCBに白い印刷でD_xn(xはA〜E, nは1〜6)で書かれている箇所が、ダイオードを取り付けるところです。リードを通す穴のまわりの銅箔部分(ランド)が、四角い方が黒い線のあるカソード、丸い方がアノードです。

いまいちな絵ですが。

ダイオードは、「すくえあ〜ぶらっくぅ〜、すくえあ〜ぶらっくぅ〜、」という謎の呪文を唱えながら基板に刺します。

もうひとつ、PCBのどちらの面に部品を取り付けるかに気をつける必要があります。PCBは左右で一組なので、部品を取り付けるのは左右別の面になります。

PCBの各面にはそれぞれ天使とエンブレムが印刷されていますが、右手用はエンブレムの面に部品、左手用には天使の面に部品、となります。

左右のどちらから作業してもかまいませんが、おすすめは右手用からです。


♪♪♪


上述のように、右手用はエンブレム面から部品を刺します。部品を示す白い印刷(D_xnとか)はエンブレム面にプリントされてますから、間違いにくいです。

部品を刺したらマスキングテープで押さえておきます。

これは右手用

PCBから2ミリくらい残して、リード線を切ります。

切ったリード線が飛び散らないように、チップスターの空き筒で受けます。うっかり踏んづけたりすると痛いですしね。リードベンダーは不要ですが、チップスターは必要です。フタは部品皿になりますし、おいしいし。

さぁ、コンビニに走るのです。


右手用が終わったらそれを手本に、左手用を天使面から部品をさしてハンダ付けです。


5個あまりました。


♪♪♪


次は、リセットスイッチです。

袋に入っていたリセットスイッチは、1個は大丈夫でしたが、もう1個はバラバラになってました。もちろん届いたときにそれには気付いていて、「あー、輸送の途中でばらけちゃったのかな」と思ってました。単純な構造の部品にはありがちです。

こんなものはピンセットを使って、ちょいちょいっと組み立てれば、、、あれ?

く、クラッシュ?

板バネとボタンを入れてはめ込んでみようとしましたが上手くいきません。よく見ると、ビニール袋の中にゴマ粒のようなプラスチック片が2個。1個は本体のツメ、もう1個はボタンの端が折れているようです。


完全に壊れてんじゃねーか。
なめてんのか、ゴルァ。


届いてから1ヶ月以上経ってますから、今更クレームを入れるのもなぁ。。。時間もかかるだろうし。

このスイッチですが、どうしても必要なものかというと、Pro Microをリセットするときに、RSTピンとGNDピンをショートさせるだけのもので、ファームウェアの書き込みをするときだけに使うものです。

なんなら、リード線の切れ端を5ミリほど切ってハンダ付けしておいて、必要なときにピンセットか何かでショートさせるだけでも十分といえば十分です。そもそもUSBケーブルをつなぐ左手側にしか必要ないですしね。


でもそれじゃ、かっこ悪いじゃないですか。


色々調べたら、ApemのMJTP1117というのが、ボタンの色が違いますが同じもののようなので、マルツで1個買いました。税込み88円、送料が259円。


しかたないね。


ちなみに、在庫なしの取り寄せ品だったので、届くまで11日かかりました。

Keebioよ、これが日本の梱包だっ。

ボタンが少し高い(長い)ことと、白いこと以外は、ほぼほぼ同じものです。

右がMJTP1117

他にも、スルーホール、ライトアングル、オフ-モメンタリでプッシュスイッチ(タクタイルスイッチ)を探せば色々ありますが、ボトムプレートに干渉しないような高さのものを選ぶ必要があります。お気を付けください。


商品が届いたらすぐに検品しましょう。
泣きました。


♪♪♪


Keebioか配送業者かわかりませんが、「おのれ、[自粛]」と呪いの言葉を吐きながら「自作キーボード沼に入ってみた件④」に続きます。


♪♪♪


こちらもどうぞ。
自作キーボード沼に入ってみた件①
自作キーボード沼に入ってみた件②
自作キーボード沼に入ってみた件④
自作キーボード沼に入ってみた件⑤
自作キーボード沼に入ってみた件⑥
自作キーボード沼に入ってみた件⑦
自作キーボード沼に入ってみた件(おまけ)


ほんま、怒るでしかし。