「自作キーボード沼に入ってみた件③」のつづきです。
色々あったリセットスイッチの取り付けです。
このプッシュスイッチには、ボタンの下にツメが出ています。ボタンを押した時の力を、ハンダ付けした各端子にかかるのを防止するためだと思います。
ツメが出ています。 |
もちろんPCBには、このツメに対応した穴が空けられています。ところが残念なことに、この穴の位置がずれてしまっていてハマりません。
なんだよこれ。 |
文句を言っていてもしょうがないので、ツメをニッパーで切ります。
ツメを切りました。 |
スイッチの2本の端子はそのままハンダ付けしますが、ケースから伸びている固定用の足は、PCBの穴に通してから先端をしっかりと曲げてからハンダ付けします。力がかかるところなので、すこしでも強度を持たせたいところです。
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次はTRRSジャックです。
ここもジャックの抜き差しに力がかかる場所なので、4本のツメ状の端子をPCBの穴に通して、先端をしっかり曲げてからハンダ付けします。
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4.7kΩの抵抗はオプションです。
I2C用の抵抗らしいですが、いまのところ何の役にも立たないらしいです。でも部品が余るのもなんですし、Keebioのビルドガイドにも「ハンダ付け箇所がちょっと増えるだけなんだから、とりあえず黙って付けとけ(意訳)」と書いてあるので取り付けます。
この抵抗は2本ありますが、この2本を左手用にだけ付けます。
、、、ってか、なんすかI2Cって。 |
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次は、Pro Micro用のピンヘッダです。
これは上下で長さが違います。短い方はいいですが、長い方はキースイッチ側、Pro Micro側のどちらに使うにしても長すぎると思います。
そこで一度、PCBにピンヘッダ、Pro Microを刺してみて長さを確認してみた方がいいです。まあ、ピンヘッダをハンダ付けした後に、余分な部分をニッパーで切ればいいだけなんですが、今回は「ハンダ付け前に切る」を原則にしていますし、ピンヘッダは太くて結構固いので先に切っておく方がいいと思います。
慎重に長さを見ます。 |
ここでもう一点ですが、キースイッチも試しに刺してみて、飛び出るリードの長さも確認しておいた方がいいです。特に左手用は、Pro Microの部品面がPCB側に向くことになりますので、おそらく、その下に配置されるキースイッチの端子とPro Microが干渉しかねません。
ですから、この2個のキースイッチだけ、先に端子を短く切っておくといいと思います。ピンヘッダを取り付けた後だと、使用するニッパーの形状にもよりますが、ピンヘッダが邪魔をして切りにくくなるかもしれません。
そして話はピンヘッダに戻ります。大体短い方に合わせて切れば大丈夫だと思います。固いので、要注意です。
テープを貼って目安にして、切ると吉。 |
ピンヘッダを切ったら、PCBにきっちり根元まで刺して、さらにピンヘッダが傾かないための補助としてPro Microを刺して、マスキングテープで固定して、ハンダ付けします。
Pro Microは貼るだけ。 |
Pro Microは刺すだけで、ここではハンダ付けしません。
※ついつい流れでPro Microをハンダ付けしてしまいがちです。お気を付けあれ。
ピンヘッダのハンダ付けが終わったら、Pro Microは取り外しておきます。
残るは、キースイッチとPro Microです。 |
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クリッキーのキースイッチが欲しかったので、Kailh BOXの白軸を選びました。正直どのブランドを選べばいいかよくわからなかったので、値段の安さで選びました。Gateronとかが人気なのでしょうか。
男は黙ってクリッキー。 |
クリッキーです。職場で使うと嫌われるヤツです。僕は一人なので、誰も文句を言う人間はいません。
でも待ってください。職場でクリッキーの音がウザいと言われるのは隣との距離の問題です。オフィスが狭いのです。「メモリxxGBは人権」ってネタがありますが、、、そう、
クリッキーは人権(キリッ)。
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トッププレートにキースイッチをはめ込みます。端子の向きに気をつけます。2,3個付けてみてPCBを乗せてみれば、間違っていないかはすぐわかります。
端子側(PCB側)です。 |
プレートにすべてはめ込んだら、キースイッチに浮きがないかどうか(プレートにしっかりスイッチの根元まで入っているか)をしっかり確認します。浮きがあると、キーボードを使っているうちに浮きが解消て、端子に力がかかってハンダが割れるなんてことも起きそうです。
さらに、各2本の端子が同じ方向に並んでいるか確認します。そして、端子が曲がっていないか、ちゃんと垂直になっているか、いろいろな角度から見て確認します。曲がっているときはラジオペンチで直します。
各スイッチに問題ないことが確認できたら、PCBをのせます。
多くの穴に一度に端子を刺すことになりますが、PCBのキースイッチ用の穴は大きめにできているので、苦労なく穴に通すことができます。むしろ、変に引っかかるようなら、端子が曲がっているか、スイッチをはめ込んだ向きが間違っている可能性が高いので、無理は禁物です。
各端子がすべてPCBの穴に通っているかを、よーく確認します。これが、
老眼にはつらい。すげーつらい。
目で見ても自信が持てないので、ひとつずつ指でさわって確認しました。触診(笑)。
でも、ここのミスを見落とすと、すっぽんすっぽんハンダを吸い取って後戻りの罰ゲームが待っています。お気を付けあれ。
キースイッチのハンダ付けは、PCBに浮きができないように、ハンダを持つ手の残った指でPCBを軽く押さえながら行います。
PCBの浮きに注意です。 |
トッププレートとボトムプレートの間のスペーサーは12ミリです。この12ミリの間にすべて納めないといけないでので、ここを雑にやると、あとでボトムプレートにぶつかることになります。
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そしてPro Microの取り付けに続きます。
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