ただ、最初に大事なことを。
- 火気厳禁!
- そして風通しの良いところで!
いずれにしても、アルコールだろ?酒だろ?と舐めてかかるのは厳禁です。くれぐれも気をつけて下さいね。
薬局やドラッグストアで買えるエタノールには、主に四種類あります。
- 消毒用エタノール
- 消毒用エタノール(イソプロパノールなどの添加物を含有 。名前にIPとかついてる)
- 無水エタノール
- 燃料用エタノール
正直なところ、僕は添加物のイソプロパノールというのが今ひとつよくわかりません。危険なものではないとは思うのですが、僕は一応1を選ぶようにしています。1なら中身は基本的にアルコールと水だと思いますので、口をつけるハーモニカにはこっちの方が安心だしね、というのが理由です。ただ、値段は2の方が何割か安いです。おそらく酒税の関係だと思います。消毒用エタノールを飲用にする人はいないとは思いますけど。
ちなみに、3の無水エタノールは、アルコール分99%以上の純度の高いアルコールです。聞くところによると、アルコールの殺菌力は80%くらいが一番強いそうです。それで消毒用エタノールは80%前後に加水してあるそうです。なんだか濃い方が強そうな気がするので買ってしまいそうですが、やっぱり消毒用とされているものを選んだ方が良さそうです。
言うまでもなく4の燃料用エタノールは論外ですね。エタノール以外の成分が何かわかりません。燃料用ですよ。ダメですよ。
※「燃料用アルコール」として売られているものは主成分がエタノールではなく、メタノールであることが多いです。メタノールは毒物です。絶対にだめですよ。
容量は500mlくらいのサイズを購入した方が、コスパがいいんですけど大きな容器のままでは使いにくいので、50mlのスプレー容器に詰め替えて使っています。この容器ですけど、必ず「アルコール使用可」の表示にあるものを選んでください。アルコール非対応のものだと、部品が溶けたりすることもあるそうです。まぁ、僕が使っているものも100均で買ったものですから本当のところはわかりませんけどね。本来の使い方は、食中毒や風邪の流行る季節に、手などの消毒用に持ち歩くための容器だと思います。なので、そういった時期だとお店に並びやすいかもしれません。
適当なアルコール使用可の容器が見つからない時は、とりあえず最初だけ小容量の消毒用エタノールを買って、なくなったらそれに詰め替えるというのもアリですね。
100mlと500ml |
大きな容器から小さな容器に移す時に、小さな漏斗(ろうと)があると便利です。僕は無印良品で買った「詰替セット」を使っています。化粧品用だと思います。スポイトとへらがセットになっていますが、使うのは漏斗だけです。 ただ、この漏斗を使えば小さな容器に入れるのにも楽なんですけど、そのまま容器の口に置いただけだと、空気が抜けなくてアルコールがうまく落ちていってくれないので、爪楊枝を折って容器のふちに引っ掛けてスキマを作るといいと思います。
折った爪楊枝を引っ掛けています |
最後に、使用するときのことですが、上にも書いたようにエタノールは気化しやすいので、季節によってはすぐに乾いてしまって使い勝手が悪いかもしれません。スプレー容器に入れますしね。シュッっとやったらみるみる乾いていきます。そんな場合には1、2割ほど精製水を加えるのも手です。殺菌力は少し下がるかもしれませんが、蒸発しにくくなります。おすすめです。
最後に、大事なことなので、もう一度。
1. 火気厳禁!
2. そして風通しの良いところで!